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交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 (ベートーベン) [ベートーベン]

指揮者カルロス・クライバーを知っていますか?
カリスマ的な人気のあった指揮者で、
ひとつの指揮者像の理想という人もいる。
そのドキュメントが、テレビのBSで、2回にわたって放送された。
私は、2回とも見たのだけど、
リハーサルでの言葉の巧みさ、
そして、本番の指揮の巧みさは、すごい。
どちらかと言うと、演奏者が楽しいかもしれない とも思った。
もちろん、音楽の流れはいいし、歌うような旋律、
そして、リズムがいい。
(ちょっと、あくどい、という批評もあるみたいだけど・・・)
うーん、こういう指揮は、確かに一つの理想かなあ・・・
それに、確かに指揮を見てて 気持いい。

カルロス・クライバーには、「テレーズ事件」という有名な
事件がある。
簡単に書くと、オケとベートーベンの交響曲第4番を練習していて、
第2楽章のある部分をクライバーが「テレーゼ テレーゼ」と弾いて
と指示したけど、オケは、「マリー マリー」としか弾けなくて?
クライバーが激怒して、練習を放棄した事件らしい。

どの程度、クライバーが激怒したかわからないけど、
なんか、わかるなあ。
自分の呼吸の音楽と、オケが合わないと、いらだってくるもんなあ・・・

余談だけど、皆さんは、5連符を弾く時、どうしてますか?
私は、「あきはばら」「あきはばら」・・・
と言って、弾いてます(笑)
5文字の人の名前だと、どうしても 苗字と名前の間に微妙な間があくので・・・

さて、前置きが長くなったけど、
今日の音楽日記は、ベートーベンが作曲した
交響曲 第4番 変ロ長調です。

この曲、よく言われることだけど、
第3番「英雄」と第5番「運命」の間にあって、
特に俗称もないので、人気は、いまいち・・・

クライバーのドキュメントを見たので、
今回、久々にこの第4番の交響曲を聴きました。

なかなか、ベートーベンらしく、ちゃんと書かれていて、
それでもって、いろいろな所に驚きや、はっと する場所がある
いい曲です。
特に気にいったのが、

第1楽章の神秘的な序奏と、その後の躍動感あふれる第1主題。
第2楽章の下降と上昇の音階の旋律だけど、これがなんともいえず、美しい。
第3楽章のスケルツォは、力強いし、
第4楽章は、16分音符のの走句がなかなか面白い。こんな終楽章も書くんだなあ。

最近、ベートーベンのピアノソナタは、ほとんど聴いたけど、
ベートーベンの交響曲もちょっと、全曲聴いてみよっと

しかし、カルロス・クライバーの演奏は、いいけど、
指揮振っている姿が楽しそうだなあ・・・
でもきっと、裏では、むちゃくちゃ勉強しているんだろうなあ・・・

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