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厳格なる変奏曲(メンデルスゾーン) [メンデルスゾーン]

もうすぐ、クリスマスなのに、
ちょっとこの時期の雰囲気には、まったく合わない曲だなあ(笑)

今日は、メンデルスゾーンのピアノ曲の名曲を書いてみよう。
そして、ピアノ曲としては、私は、一級品と思うけど、
一般的なメンデルスゾーンのイメージとは、結構違う曲かもしれない。

今日の音楽日記は、メンデルスゾーンが、
【厳格なる変奏曲】です。

メンデルスゾーンのイメージは、一般的には、どうだろうか?

お金持ちで裕福。
音楽も、ヴァイオリン協奏曲に代表されるように、
幸せな流れるような音楽。
そして、無言歌に代表されるようなサロン的な雰囲気

いやいや、もちろん
バッハの曲の再演などという、立派な功績もある

この【厳格なる変奏曲】は、どちらかというと、
ベートーベンのような強固な意志と構成。
そして、ピアノの技巧的な扱い。
襟を正した音楽だと思う。

この曲、主題と18の変奏、そして、終曲からなるのですが、
結構、特徴的なのが、主題だと思います。
この主題は、4声の対位法で書かれていて、その和声進行は、
変化に富んでいて、また、緊張感あふれている。

そして、変奏だけど、最初に聴いた時は、まとまりのない感じかなあ・・・
なんて思ったけど、聞き込むと、一つ一つの変奏が、
とても音楽性があるなあと感じるから不思議だ。
(第5変奏、第10変奏、第14変奏の区切りの変奏をちゃんと聴くと聴きやすい)

この曲、華麗に弾くピアニストもいるけど、
私は、ちょっと遅めに、堂々と弾いて欲しい曲だ。

メンデルスゾーンは、ピアノ曲の他にオルガン曲も結構作曲しているみたいだ。
きっと、なかなか、聴きごたえのある曲がそろっているのかもしれない。

次は、クリスマスの雰囲気の曲かな



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コメント 2

なるたる

一言で言って大変シブイです。
彼のトレードマークであるサロン音楽からは一線を隔した曲。
メンデルスゾーンの持つ真摯さが良い意味で顕(あらわ)になった曲。

やれば出来る子なんです、メンデルスゾーンはw。
フーガなんかと共に、ピアノ曲の上位につけたい。
テクニック的にも見るべきところは多いと思います。
襟を正して聴きましょうw。

by なるたる (2010-01-09 22:14) 

みどりのこびとちゃん

【厳格なる変奏曲】シブイですよね。
そう、メンデルスゾーンのピアノ曲の中では、
上位にランクしたいです。
というより、結構、ロマン派のピアノ曲の中でも、上位かも
でも、もうちょっと、こういうピアノ曲を作曲して欲しかったなあ。
by みどりのこびとちゃん (2010-01-11 22:42) 

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