プレリュード アリアとフィナーレ（フランク）

フランスの作曲家フランクの作曲したピアノ独奏曲は、少ない。
そのうち、「プレリュード　コラールとフーガ」は、誰しもが認める名曲だけど、
今日の曲は、どうだろう

今日の音楽日記は、フランク作曲のピアノ曲「プレリュード　アリアとフィナーレ」です。

でも、どうしても、この曲、
名曲「プレリュード　コラールとフーガ」と比較されてしまう。
地味とか、わかりにくいという評もあるけれど、そうかなあ・・・

プレリュードの部分は、
行進曲風の主題（でも、とても敬虔な主題だと思いますよ）で始まり、
情熱的に展開される。
でも、時々、息をのむような美しい部分があったり、するので、要注意だ。

次のアリアの部分は、
ポピュラー的な大きな、アルペジォの和音で始まる。
でも、主部は、もうフランクの音楽ですね。
落ち着いた、澄み切った音楽です。
まさに、アリア

そして、フィナーレ
この部分は、いろいろな要素が詰まっている。
苦悩だったり、情熱だったり、敬虔さだったり、
とっても美しかったり、とっても技巧的だったり、・・・
音楽的には、前２つの主題も用いながら、展開する。
でも、誰しも、祈りにも似た、最後の部分は、納得する音楽だと思う。

この曲、最初聴くと、ちょっとわかりにくいかもしれない。
たぶん、いろいろな感情が、むき出しに、出てくるからかもしれない。
もりすごく、洗練された音楽ではない。
でも、それだけに、美しい部分は、すばらしい。

フランクの音楽は、一旦聞き出すと、ちょっと止まらない魅力がある。
なんでかなあ・・・
オルガン曲もなかなかです。

さて、なんで、今日、フランクの曲を聴いているかと言うと、

実は、我が家は、狭いマンションなんだけど、
部屋の割り振りを変えて、
北側の狭い部屋が、お父さん（私）の専用の書斎？になったのです（＾＿＾）ｖ
その部屋に、
楽譜全部と、ＣＤ全部と、デジタルピアノを入れて、
オーディオ入れて、音楽関係の本入れて、
パソコン入れて、・・・・
ははは、無茶苦茶狭いけど、すべてがつまった秘密基地だあ。
（男の夢だあ、ロマンだあ・・・）

で、土日に、片づけをして、さあ、最初になんの音楽をかけようかなあ
と考えて、適当に選んだのが、フランクのピアノ曲全集だったのですね
（夢だ、ロマンだ、と言っている割りには、地味な選曲（笑））

で、次も今、部屋で、聴いているのが、フランクの別の曲
幸せだなあ・・・
と思っていたら、

あれっ、今日から、私、どこで寝ればいいんだ？？？

コメント 4

おぉっと、フランクがあったんだ、危うく忘れるところでした…。
しかし、｢前奏曲・コラールとフーガ｣、｢前奏曲・フーガと変奏曲｣、そしてこ
｢前奏曲・アリアと終曲｣の3曲は実に素晴らしい。
燻し銀の光彩を放っています。
神秘的で、情熱的で、気高く、美しい。
ヴァイオリン・ソナタを考えなければ、フランクの最良の資質が凝縮された作品群であると思います。

話は替わって、同じフランクでも「エドゥアルト・フランク」と「リヒァルト・フランク」のドイツ人親子の作曲家をご存知でしょうか？

室内楽ではそこそこの録音があります。
実は最近「フランク」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、「セザール」ではなくこの親子だったりするのが私のトレンドです。
結構好きなんですね。
機会があったら、お聴きあれ！
by なるたる (2009-04-30 20:09) 

訂正。
そしてこ→そしてこの

字足らずでしたorz。


by なるたる (2009-04-30 20:12) 

追記。

リヒァルトと言えば、リヒァルト・シュトラウスの｢ヴァイオリンソナタ｣は、若書きの作品だけど、耽美的で滴るようなロマン派の情緒に溢れた曲で、私は一時(いっとき)虜になりました。
後期のリヒァルト・シュトラウスらしさは微塵もないけれど…。

実に稀に見る美しい曲で、激しくお奨めです。
by なるたる (2009-04-30 20:23) 

なるたるさん、コメントありがとうございます。
いやいや、フランクを忘れては、いけませんね。
でも、本当に、ピアノ曲の作曲が少ない・・・涙
フランクの地味だけど、あの世界に入ると、音楽が心にしみこみます。

フランク親子！！！・・・知らないです。ハイ
by みどりのこびとちゃん (2009-05-03 01:19)