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幻想小品集より【道化役者】(ラフマニノフ) [ラフマニノフ]

さてさて、新シリーズのテーマは、【道化】である。
【道化】に関係する曲を何曲か紹介していこうと思う。

えっ、なんで、こんなシリーズになったかですか?
えっーと、えっーと、なんとなくです。特に理由は、ないです(笑)
なんか、シリーズものやりたかったのです。
しかし、いったい、こんなテーマで何回続くのか
有名なラヴェルの【道化師の朝の歌】はもう書いたしなあ・・・

ということで、前回は、有名なカバレフスキーの作曲した【道化師】だったが、
シリーズ2回目の今日は、
ラフマニノフが初期に作曲した傑作ピアノ曲集【幻想小曲集 作品3】より
第4曲【道化役者】である。

幻想小曲集は、全部で5曲のピアノ小品からなっており、
この音楽日記でも、過去に
ラフマニノフの全ピアノ曲で最も有名な第2曲の【】と
とても、叙情的な第1曲の【エレジー】を書いた。
そう、この曲集は、ラフマニノフの若い時の作品だけあって、
感情をストレートに出した曲ばかりだ。

さて第4曲の【道化役者】はどうだろう・・・
この曲、そんなに有名でないと思う。
でも、私は、かなり、面白い曲だと思う。
曲想や主題は、とてもウイットに富んでいるのに、
ラフマニノフ特有の分厚い響きが、なんともいえない味を出している。
中間部の叙情的な部分も、道化役者の悲しみともとれそうだが、
ここでも、ラフマニノフ特有の甘い味が、なんともいえない。

この曲、単音で始まって、終わりは、突然終わる。
なんか、変な始まり方で、終わり方だ。

この題名をつけたのなら、
普通の作曲者なら、もっともっと、ユーモラスに軽い曲にしたかもしれないが、
さすが、ラフマニノフです。
ラフマニノフ独特の香りのする道化師だ。

ラヴェルの【道化師の朝の歌】がフランスの味なら、
この曲は、ロシアの味の【道化師】だな。
(ははは、自分でも言っていることが、わからない(笑))

道化師とは、言動などで、人を楽しませる人のことを言うそうだ。
うーん、このブログで楽しんでもらえる人が
一人でも、いればいいのですがね・・・
なかなか、人を楽しませる文章は、難しいなあ

さてさて、【道化】に関係するシリーズ
次回のクラッシックの曲は、なんでしょう?

ちょっと、有名な曲ですよ

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