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歌劇【ローエングリン】より エルザの大聖堂への入場(ワーグナー) [ワーグナー]

さて、今週の土曜日は、私が出演するマンドリンの演奏会だ。
お暇な人は、ぜひ、文京シビックホールへ足を運んでくださいね。
(決して、損はさせません(本当か?) あっ、音楽以外でも楽しめますよ)

ということで、今日の音楽日記は、その演奏会で演奏する一曲を紹介しよう。
ワーグナー作曲の
歌劇【ローエングリン】より エルザの大聖堂への入場 である。

残念ながら、オペラをあまり聴かない私としては、
ワーグナーの曲を全曲聴く(見る)という体験は、極めてすくない。
だいたい、楽劇と歌劇の違いもよくわからない(す、すいません。)
ただ、今回、演奏会でこの曲を演奏するので、【ローエングリン】は全曲見て聞いた。
しかし、まあ、歌劇の全曲の感想は、また別の機会に書くとして、
【エルザの大聖堂への入場】の音楽である。
この曲、とても静かにはじまり、エルザの心をとてもよく表現している曲だ。

ここで、この音楽日記を読んでいる人だけに、特別に、
土曜日の演奏会のプログラムの為に、私が書いた文章を公開しよう。
(いいのかなあ、公開して・・・(笑)・・・まあいいか)
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ワーグナーは、幻想的な楽劇や歌劇を数多く作曲しています。
この歌劇も、白鳥に乗った騎士が登場する、幻想あふれる歌劇です。
この【エルザの大聖堂への入場】の曲は、
結婚式のためにエルザが、大聖堂へ歩いていく場面で演奏され、
静かに始まり、荘厳で清らかな音楽で、盛り上がっていきます。
この曲、管弦楽での演奏よりも、吹奏楽に編曲された演奏の方が有名でしょう。
ワーグナー独特の息の長い旋律と音色の厚みが、吹奏楽に合っているのかもしれません。
さて、マンドリン合奏では、どうでしょう?
管弦楽や吹奏楽と、また違った、繊細な音色でエルザの心が表現できると思います。
乞うご期待。
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ワーグナーの曲は、その魅力にはまると、確かにその絶妙な和声と旋律と限りない歌で、
人々を魅了する。

なんでだろう?

よくわからないが、マンドリンで演奏していても、
時々、どこか別の世界に行ってしまう感覚になる。
そんな音楽だ。
難しいのか、単純なのか、よくわからないが、引き込まれていく・・・

まあ、本当は、ライトモチーフとか、この旋律は、これを表しているとか、
勉強すれば、もっと、もっとおもしろい音楽とは思うが、
そうでなくとも、聴いて、楽しめる。
ワーグナーの音楽には、なにか特別なものがある気がするのですが・・・

しかし、この【エルザの大聖堂への入場】は、一曲だけとりだして、演奏されると、
最後は、堂々と終わるのだけど、
全曲の中では、途中でじゃまされるのですね。
でもいい曲です。

とりとめない、音楽日記になってしまった。
まあ、暇な人は、是非、演奏会に来てくださいな。
次回の音楽日記は、演奏会が終わってからです。ハイ

************************************************************************************ さて、ひっそりと、誰も気がつかないように、本文に追加です(笑) ご要望?に答えて、マンドリンオーケストラでの演奏の音源をアップしましょう。 私の編曲です。ただし、最後、ティンパニーが張り切りすぎて、音が・・・ マンドリンの繊細な音色のワーグナーを聞いて、どう思うかは、皆様しだい。 こわいものみたさの人は、どうぞ ははは
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ピアノフォルテ

ワーグナーをマンドリンで!
どんな風になるのかしら・・・
東京にいたら聴きにいってみたかったです。
ご成功、お祈りいたしております!
by ピアノフォルテ (2007-11-17 09:54) 

みどりのこびとちゃん

ピアノフォルテさん。コメントありがとうございます。
演奏会は、1400人のお客様に来て頂き、無事終了しました。
まあ、出来はどうだったのかしは、また、この音楽日記で・・・

で、マンドリン合奏でのワーグナーというと、
これは、なかなかいいですよ。
繊細で濃厚な感じで(って、どんな感じ?)
by みどりのこびとちゃん (2007-11-19 00:19) 

なるたる

注文していた「オペラ・ハイライツ-ザ・コレクターズ・エディション」が到着し
、まずは馴染みの深いワーグナーから聴いています。

さ迷えるオランダ人・タンホイザー・ローエングリン・マイスタージンガー・パルジファル・トリスタンとイゾルデ・ニーベルングの指輪がありますが、自分が好きだったり結構有名な旋律がカットされていたりして、がっかりすることも多いです。
やはり全ての曲の全集盤を買うべきかともおもいました、金は掛かりますが…。

ワーグナーの楽劇は一度嵌まり込むと容易には抜け出せない麻薬のような効果があることは仰る通りかと思います。
私はどろどろの愛憎劇に溢れたイタリアオペラは苦手ですが、ワーグナーの、神話や清らかな女性の自己犠牲をテーマにした話は割りと抵抗がありません、ご都合主義で子供騙しの感がなくはありませんが。
何か抽象的で禁欲的なんですね、トリスタンとイゾルデだけはエロティックですが。

でも音楽そのものには不思議な高揚感と惑溺性がある、まさに麻薬です。
どんな種類の音楽が本能的に人を興奮させるかをワーグナーはちゃんと分っていた。
他の作曲家とはまったく異質で、強く心惹かれます。
不思議な人物です。
by なるたる (2007-11-19 00:59) 

なるたる

勢いでとうとう、「トリスタンとイゾルデ」と「ニーベルングの指輪」(いずれも全曲盤)を注文してしまいましたw。
また危ない道に迷い込みそうですw。
by なるたる (2007-11-20 21:07) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、それは危ないです(笑)
実は、私も【ローエングリン】の全曲を見て、
他のワーグナーのオペラのDVDを買おうか迷っているのです。
危ない危ない・・・引き込まれそうです。
あっ、スコアも高そうだし・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-11-21 00:15) 

なるたる

私はDVDプレーヤーを持っていないのでCDの音楽を聴くだけですが、それでもこんなに惹き込まれるんだもん。
映像付きで鑑賞したらホントにヤバそうw。

お互い非常に危険な場所に差し掛かっているようですよ。
後戻りするには既に遅いかも、ひぇ~w。
by なるたる (2007-11-21 00:28) 

Cecilia

吹奏楽で有名・・・ということで吹奏楽ヴァージョンも聴きたくなりましたが・・・

もともと吹奏楽でご存知だったのでしょうか?
演奏する曲は団員さんたちのリクエストか何かできまるのですか?
それともみどりのこびとちゃんの趣味で?

私は今回たぶん初めて聴きました。
ワーグナーは確かに濃厚な世界ですね。



by Cecilia (2008-04-09 09:59) 

みどりのこびとちゃん

私が最初にこの曲を知ったのは、吹奏楽の編曲版です。
多分、ちょっと昔の吹奏楽をやっている人は、
知らない人は、いない程、有名です。

えっ、私の楽団の選曲方法ですか?
それは、当然、みんなの意見を基に民主的に、
選んでるようにみせかけた、
指揮者の独断と偏見ですよ(笑)

秘密です
by みどりのこびとちゃん (2008-04-10 00:04) 

ながぐつ

はじめまして。
自分のブログで、この曲について書いたところ、
http://suisougaku-nakaguchi.blog.so-net.ne.jp/2010-06-18
Ceciliaさんが彼女の過去記事を紹介してくれて、そこからみどりのこびとさんのこの記事にたどり着きました。
自分は吹奏楽で最低3回この曲をやっています。マンドリンオケに編曲されているとは知りませんでした。演奏をお聴きしてみたいです。

2~3年前に初めてローエングリンの全曲を聴いたのですが、おっしゃるとおり、吹奏楽版と終わり方が違ったので、ちょっと肩すかしを食らったのでした。でもオペラも厳かで良かったですね。永遠の名曲です。


by ながぐつ (2010-06-19 06:43) 

みどりのこびとちゃん

ながぐつさん、コメントありがとうございます。
マンドリンオケでのワーグナーは、なんというか、
繊細だけど、陶酔感もある、という不思議な音色です。

私が編曲したマンドリンオケの演奏ですが、
最後がティンパニーがはりきりすぎて、
旋律が聞こえなくなっちゃうんだなあ・・・この演奏。

音源アップと゜うしょうかなあ・・・(笑)
と思ったけど、アップしました。
記事の最後をどうぞ

by みどりのこびとちゃん (2010-06-20 11:00) 

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