ヴァイオリン協奏曲 第1番(ブルッフ) [ブルッフ]
さて、ピアノ曲ばかり書いていたので、
なんとなく、今日は、ヴァイオリンの曲だ。
(そう、私は、八方美人なので、いろいろな曲を聴くのです。)
ヴァイオリン独奏曲は、そんなに、聞かないが、
ヴァイオリン協奏曲は、私の好きなジャンルだ。
そんな中、
チャイコフスキー、メンデルスゾーン、ベートーベン、ブラームスの協奏曲も好きだが、
その次あたりに有名な(多分)、ブルッフの第1番は、非常に好きな曲だ。
(ブルッフは、以前この音楽日記で、
とても美しい曲【スコットランド幻想曲】を紹介しましたね)
ブルッフは、ロマン派のドイツの作曲家で、
交響曲・協奏曲等、いろいろと作品を残している。
作品は、ロマンティックな作風というのが一般的な評価だが、
この曲は、どうだろう?
曲は、三楽章からなる30分弱の作品だ。
第1楽章
静かな序奏の後、ヴァイオリンが、力強く入ってくる。
しかし、前奏曲と名付けられただけあって、
幾分、感情が抑えられている。しかし、ロマン的で、とても聴きやすい。
そして、感覚的には、自由な雰囲気だ。
第2楽章
ここです。この楽章です。とても甘く、美しく、幻想的な世界が目の前に広がっていく。
甘いといっても、ラフマニノフのような甘さではなく、
なんというか、歌がいいんだなあ。とても素直で・・・
この楽章は、ブルッフの特徴をよく表しています。
第3楽章
第2楽章とうってかわって、とてもエネルギーにあふれた楽章だ。
結構、単純な旋律だが、前の楽章から続けて聴くと、
なんともいえない爽快感がある。
特に第2主題がいいんだなあ・・・
さて、私は、ヴァイオリンは、弾けないが、
(ピアノだって、いいかげんですが)
この協奏曲は、難しいと思うが、
とても弾きやすく、またヴァイオリンがよく響く様に書かれていると思う。
なんか、聴いていて、音楽に無理が無い曲なのです。
さて、この曲、当時の大ヴァイオリニストのヨアヒムに捧げられている。
ヨアヒムは、ブラームスのヴァイオリン協奏曲も捧げられている。
さてさて、ヨアヒムは、どっちが気に入っていたのかなあ・・・
あ、ブルッフは、全部で3曲のヴァイオリン協奏曲を残しています。
興味ある人は、別の曲も是非
僕もヴァイオリン協奏曲のなかで、この第2楽章は大好きです。。。(^_^)v
ときたま、聴きますね!(^_-)―やっぱり。。
by (2007-08-21 20:50)
お~と、コル・ニドライかと思ったらヴァイオリン協奏曲第1番だ、大フェイントだぁ!…なんてねw。
でもやっぱりブルッフと来たら、この曲を紹介しない手はないですよね。
ブルッフと言えばこの曲だけが飛び抜けて有名。
でも良い曲ですよね、趣味の良いロマン性に満ち溢れた抱きしめたくなるような曲です。
みどりのこびとさん曰くの全体としてはやや抑えられた感情表現が奥ゆかしくて何ともチャーミング、しかも十分力強くて雄渾さも併せ持っている。
私(わたくし)的にはメンデルスゾーンよか上位、でもブラームスにはちと負けるかなw。
そうは言ってもヴァイオリンは高音で良く歌い上げます、第1楽章なんかは結構ねちっこいと思うけど。
この楽章では主題提示後の、最後のヴァイオリンのカデンツァ前(?)のオーケストラの盛り上がりが特に好きですw。
第2楽章の甘さも本当に良い。蕩けるんだけど下品で詠嘆にならない上質の甘さ、良く歌うんだけど上品で趣味が宜しい。オーケストラの伴奏も良いなぁ。
第3楽章の第2主題…良いですね、もうぐっと来ちゃう、私はこの曲でこの部分が一番好きかなぁ。オーケストラの主題提示に続いて、ヴァイオリンが最初は低音で、二回目は高音で繰り返すでしょう、この第2主題、もうねゾクゾクします。ヴァイオリンはここでも良く歌いますよね。
そう言えば、30年以上も昔、隣家の音大進学(勿論ピアノ専攻です)を控えた女子高生が、ピアノでこの第3楽章のオーケストラパートをピアノで弾くのが聞こえて来てびっくりした覚えがあるけど、あれは何だったんだろう?
普通、音大進学予定の高校生が弾く曲じゃないな…今でも謎です。
第2番以降は、書法も感情も複雑になった分第1番のような判り易さがなくなるけど、これはこれで円熟味が増して別の美しさがありますね。
くどくど感想を書いているとキリがなくて嫌われそうなので、これ以上は止めますw。
2番以降についてはまた改めてご紹介下さい。
by なるたる (2007-08-21 22:45)
あっきんさん、コメントありがとうございます。
第2楽章・・・いいですよね
by みどりのこびとちゃん (2007-08-22 23:32)
なるたるさん、コメントありがとうございます。
ちゃんと、コル・ニドライも、いつか、書きます(笑)
私も、メンデルスゾーンより、ちょっとだけ上位かな・・・
2番以降は、何回か、聞き込むと味がでる曲ですね。
これも、いつか、取り上げまょう。
あれっ、この曲の、第3楽章の第2主題は、鼻歌には、しないのですか?
ははは
by みどりのこびとちゃん (2007-08-22 23:36)
コル・ニドライの主題と共に、とっくに鼻歌のレパートリーですw。
by なるたる (2007-08-23 13:38)
ゴダールのヴァイオリン協奏曲第2番を聴いて、その余りの美しさにメロメロになりました。
実に情熱的で流麗で、ヴィルティオジティに溢れていて、いっぺんで惚れ込んでしまいました。
やはり、無名の素晴らしい曲は無数に存在する、との思いを新たにしました。
そこで提案と言うかお願いなのですが、裏交響曲・裏ピアノ協奏曲・裏チェロ協奏曲・裏ヴァイオリン協奏曲等の、様々なジャンルでのいわゆる裏ベストテンなどの企画はいかがでしょうか?。
ピアノ曲では既にご紹介いただいていますが、他のジャンルまで拡大出来れば、これはこれで面白い企画になると思います。
by なるたる (2008-11-30 23:03)
そうか、そのシリーズは、面白いかも、
まずは、ピアノ協奏曲シリーズの表と裏
次が、管弦楽シリーズの表と裏
そして、交響曲シリーズの表と裏かな・・・
オペラとか声楽曲の表と裏を書こうにも、そんなに曲知らないです(涙)
by みどりのこびとちゃん (2008-11-30 23:53)
例によって、暇な時のyoutube漁り。
ヴァイオリン協奏曲第一番の映像付き演奏見っけ。
う〜む、力強くて美しく実に素晴らしい。
やはり別嬪さんの演奏に勝るものなしw。
眼福でした。
http://www.youtube.com/watch?v=uxRKYr-OvzU&feature=related (第一楽章)
http://www.youtube.com/watch?v=kqdo-mgqGRk&feature=related (第二楽章)
http://www.youtube.com/watch?v=rfLX9obyseE&feature=related (第三楽章)
by なるたる (2011-10-06 22:21)
なるたるさん、二重投稿は、訂正しておきました。
演奏会も近いというのに、
この動画、全部見てしまいました。
(やはり、美人が演奏すると・・・)
プロムスでの演奏ですよね。
それに、ブルッフのこの曲、こんだけ、のびのびと弾かれると
本当に気持ちいいものです。
こんな風に、のびのび自分の演奏会も弾ければいいのだけど・・・
by みどりのこびとちゃん (2011-10-08 00:25)
この女性ヴァイオリニストはJanine Jansen(ジャニーヌ・ヤンセン)と言うオランダの若手(と言っても33歳)で、ヨーロッパでは圧倒的な人気を誇っています。
大分太って顎なんか二重になっていますが、20台の頃は、細っそりとしたモデル級の超美人でした。
元々骨太で大柄、180㎝はありそうな見栄えのする体形で、二の腕なんかもプルプルと逞しいですw。
ブラームスヴァイオリン協奏曲第一楽章カデンツァから終結部にかけての恍惚とした表情なんかは、本当に胸キュンです。
http://www.youtube.com/watch?v=O2Gslt9q1Iw&feature=related
あぁ、ジャニーヌですw。
by なるたる (2011-10-12 22:07)
ブラームスいかがでしたか?
その内、ジャニーヌがシベリウスかましてくれる
ことを期待したりなんかしていますw。
by なるたる (2011-10-24 23:12)