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クラリネット協奏曲 イ長調(モーツァルト) [モーツァルト]

あまり知られていないことだが、
私は、大学4年生の時に、マンドリンクラブで、クラリネットを1年間だけ吹いていた。
(ははは、あまり知られてないというより、そんなこと、誰も知らないってば・・・・)
ということで、クラリネットの曲は、そんなに多くは、知らないが、
とてもあの温かい音色に親しみを覚えている。

しかし、手元に楽器はあるものの、もう何十年も音を出していない。
これではいけない。楽器がかわいそうだ。
実は、先日、実家の片付けをしていたら、クラリネットのケースが出てきた。
手入れもしていなかった。
弾いてこそ楽器だ。
今度、手入れをして、音を出してみようと思う。

さて、クラリネットの曲でまず、思い浮かぶのが、
モーツァルト作曲の【クラリネット協奏曲】だ。
(モーツァルトとブラームスの、五重奏曲もとても好きな曲なのですが・・・)
ということで、今日の音楽日記は、この曲である。

モーツァルトの協奏曲は、どれもとても魅力的だ。
もちろん、最初から、その楽器の為に書かれた協奏曲でない場合も多々あるが、
どれも生き生きとしている。

このクラリネット協奏曲も、第1楽章は、バセットホルンの為の協奏曲の編曲らしい。
しかし、まるで、最初からクラリネットの為に書かれたように、
この曲の音域といい、旋律といい、すばらしく、クラリネットにあっていると思う。
(なんか、現在の楽譜は、現代のクラリネット用にちょっとだけ音域が編曲されているらしい。)
まあそのへんは、研究者にまかせよう。

第1楽章の第1主題からして、魅力的だ。
アレグロだが、優雅で、スラーとスッタカートの休符が絶妙に組み合わされた主題だ。
主題の6小節目で、オクターブ上がるところも、はっとさせる。
(ちょっと違いますが、ベートーベンのスプリングソナタと同じですね(そ、そうか?))
第2主題も、八分音符と16分音符と三連符が絶妙に組み合わされている。

2楽章は、静かに歌うアリアだ。
ここでは、また違ったクラリネットの響きと歌が聞こえる。

そして、楽しく、戯れるような、3楽章。
でも、どこか、憂いがあるのです。
6/8拍子のリズムがとても、気持ちを楽しくさせ、そして、落ち着かせる。
早いパッセージも、決して、技巧を見せるという感じではない。

いやいや、こんな解説は、しない方がいいかもしれない。
あっという間に時間が過ぎていく曲だ。
この曲を聴いてみると、クラリネットという楽器の音の香りが、漂ってる。
もちろん、バックの管弦楽の書き方もうまいんだと思う。
気持ちよく聴ける曲としては、モーツァルトの協奏曲の中でも上位だろう。
というより、モーツァルトの全部の曲での人気曲の投票で一位になることもあるそうだ。

ところで、クラリネットの魅力はなんだろう?
低音から高音まで、倍音を多く含む、豊かな音色かなあ・・・・
まあ、一年しか、練習しなかったが、管楽器は、とても難しい。
(もちろん楽器は、どれもこれも、難しいのですが・・・)

いやいや、本当に、ちょっと、楽器を手入れしなければ・・・

あれっ、この曲以外のクラリネット協奏曲が思い浮かばない。
ちっょと探してみよっと。


nice!(1)  コメント(3) 
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コメント 3

みどりのこびとちゃん

ちぇりこさん。nice!ありがとうございます。
by みどりのこびとちゃん (2007-05-24 22:42) 

Jun

クラリネット五重奏曲(モーツァルト)もいつか取りあげてくださいな♪
大好きなんで・・・(笑)
by Jun (2007-05-25 16:35) 

みどりのこびとちゃん

Junさん、コメントありがとうございます。
心配には、及びません。
多分、ブラームスとモーツァルトのクラリネット五重奏曲は、
間違えなく、いつかこの音楽日記に出てきます。
私も大好きな曲なもんで・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-05-25 22:34) 

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