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調子の良い鍛冶屋(ヘンデル) [ヘンデル]

さて、いつもこの音楽日記を読んでいる人は、(そんなにいないか・・・)
今日の音楽日記の曲を予想できたかもしれない。(そんな訳ないですよね(笑))

ははは、単に、前回がブラームスの歌曲【鍛冶屋】だったので、
この曲を思い出しただけなのです。
深い意味は、まったくありません。(まあ、いつもこうですから・・・)

ということで、今日の音楽日記は、ピアノ名曲集とよばれるものには、
昔は、必ず入っていた曲(今では、あまり入ってないような気もする)
ヘンデル作曲の【調子の良い鍛冶屋】である。

もちろん、私も、この曲は、乙女の祈り や エリーゼのために 等が入った、
ピアノ名曲集のレコードで知った。
初めて聴いた時は、多分、題名から受ける印象もあって、
ずいぶん、調子のいい曲だなあ、程度だったと思う。

さて、この曲の正式な題名は、
【ハープシコード組曲 第1巻 第5組曲 第5曲[アリアと変奏]】である。
調子の良い鍛冶屋という俗称は、出版社が勝手につけたものらしい。

さて、ヘンデルの鍵盤曲は、ちょっと不遇だと思う。
同時代のバッハの鍵盤曲は、フランス組曲・イギリス組曲・パルティータ等々
現代ピアノでも重要なレパートリーだし、CDも数多くある。

ヘンデルのハープシコード組曲(全部で17曲?ある)を聴いたことのある人は、
どのくらいいるのだろうか?
その中には、もちろんフーガあり、アルマンドあり、クーラントあり、シャコンヌあり、
と、曲種では、バッハと同じである。

なにが、違うのだろう。
私だって、めったなことでもないと、
ヘンデルのハープシコード組曲は、聴かない。

今日は、第5組曲と第2組曲を聴いている。
うーん。いいじゃないか。
同じ作曲者の水上の音楽などと同じで、気分が爽快で、すっきりする。
こんな雨で、気分がうっとうしい時には、最適だ。
気分は、FM朝のバロック音楽という感じである(わかるかなあ・・・笑)

ただ、あまりにすっきりしていて、ここが、バッハの鍵盤曲との違いだろう。
第2組曲の終曲のフーガなど、おおらかな音楽ですばらしく、いいのだが、
フーガであることを忘れてしまうほどすっきり音楽だ。

話が随分、横にそれたが、今日は、【調子の良い鍛冶屋】である。
変奏曲だが、変奏曲としては、ちょっと単調かもしれない。
しかし、それを感じさせない程、全体が、本当に調子がいい曲で、華やかだ。

この曲は、ハープシコードのパリパリした、華やかな音色が合っているとは思うが、
是非、現代ピアノでも聴いてみたい。
うーん、ちょっとピアノで弾いてみようかなあ・・・

そんな気分にさせる曲である。気分がとてもいい。

さてさて、次回の曲は、なんでしょう。


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Cecilia

この曲はやはりピアノではなくチェンバロ(ハープシコード)でないと感じが出ませんよね~!
発表会用の小品集によく入っていますが(そういう場合は全部でないのですよね!)、なかなか難しいですよね~!

次の曲はやはり「鍛冶屋」!!
ピアノ曲の「森の鍛冶屋」でしょ!?(お好きな小品だし。)
あの中に子供達が幼稚園でよく歌っていた♪~トンテンカンテン鍛冶屋の槌、ど~こ~か~ら聞こえてくるの。・・・・ド~シラソドレミド~♪という歌のメロディーが入っているのですよね~!
by Cecilia (2006-10-25 08:44) 

みどりのこびとちゃん

この曲をラフマニノフがピアノで弾いた録音が残っています。
チェンバロの響きとまったく違って、解釈もバロック的でなく、
かなりおもしろいですよ。
次の曲ですが、残念です。惜しいですが、【森の鍛冶屋】ではありません。
まあ、管弦楽の小品ですが・・・乞うご期待・・・
でもなんで、鍛冶屋ばっかり書いているんだろう・・・・
by みどりのこびとちゃん (2006-10-25 22:22) 

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