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ブランデンブルク協奏曲 第3番(バッハ) [バッハ(J.S.)]

ワールドカップでドイツが負けてしまった。
ドイツが優勝すれば、書く予定の曲があったのだが、
負けてしまったので、違う曲を書こう。(さて、なんだったでしょう・・・)

ということで、今日の音楽日記は、音楽の父と呼ばれるJ.S.バッハが作曲した、
【ブランデンブルク協奏曲 第3番】である。
(本文とは、関係ありませんが、音楽の母と呼ばれるのは、誰だか知っていますか?)

バッハの作曲した、ブランデンブルク協奏曲は、全部で、6曲あるが、
一般的には、この第3番は、第5番の次に人気のある曲だろう。(多分・・・・)
しかし、私は、この第3番が飛び抜けて好きだ。

この曲の特徴は、狭い音域で、とても動きのある旋律を、音の厚みのある音色で、
楽しく聴けることだろう。
弦楽器だけの音色で、とても渋いのだが、なぜか、明るい。
そして、聴いていて、とても幸せになる。

楽しい一楽章
ほんのちょっとの二楽章
疾走する音の動きの三楽章

スコアを見て、この曲の音色が、別の曲となぜ違うかやっとわかった。
ヴァイオリンが3声、ヴィオラが3声、チェロが3声に分かれている。
厚みのある音色に、明るい旋律。
これがマッチして、とても聴くのは楽しい。
多分、弾く方も楽しいと思う。

対位法的には、他の作品より、単純だと思うが、それが、また聴きやすい。
2楽章は、音が2つしかなく、カデンツァを入れている演奏もある。

さて、2つほど、ちょっとマニアックな話を

こんな厚みのある対位法的な曲は、ピアノ独奏で弾けないと思っていたが、
世の中には、ピアノ一台用の編曲がいろいろあるのですね。
FRIEDMAN編曲のCDを手に入れたが、みごとだ。
楽しそうだ。弾いてみたいが、まず無理そうだ。

さて、もう一つ。
バッハは、カンタータを数多く作曲していますが、
その第174番を聴いたことがありますか?

実は、このカンタータの冒頭のシンフォニアは、
このブランデンブルク協奏曲第3番の第一楽章が使用されているのである。
この話を聞いた時、これが聴きたくて、
私は、カンタータ174番のシンフォニアの入ったCDを買った。
聴いてみると、原曲にさらに、弦楽器だけでなく、ホルン・オーボエなどが加えられ、
原曲にはないオブリガートも聞こえ、派手になっている。

いやいや、バッハさんもおもしろいことをするなあ・・・

バッハの音楽は、とても規則的な音型で、譜面を見ると機械的だ。
しかし、不思議なことに、そこから聞こえる音は、
まったく機械的ではない、人間的な音楽だ。

そこは、とてもとても不思議だ。

追記
 音楽の母と呼ばれている作曲家は、ヘンデルですよね
 ヘンデルもドイツ人です。


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コメント 6

あるべりっひ

はじめまして。
私は『ブランデンブルグ』大好きです。3番は本当に気持ちの良い曲ですね。
カンタータ174番のシンフォニアは、アレサンドリーニ指揮のブランデンブルグ全曲に入っている演奏が面白いですよ。
ちなみにサッカーは、スペイン・ファンです。
by あるべりっひ (2006-07-06 00:04) 

スザンナ

コメントでははじめまして。
バッハのブランデン3番、私も好きな曲のひとつです。今年の2月に演奏会でも取り上げました。私はチェロですが、三本のチェロで1人ずつがソロ気分も味わえ、テュッティ気分も味わえ二度美味しいです。気持ちよすぎて飛ばしすぎに注意が必要ですが・・・2楽章はチェンバリストがカデンツァ楽しそうに弾いていました。ドイツが優勝したときの曲はなんだったのか、気になりますね~
by スザンナ (2006-07-06 01:00) 

Cecilia

もしかして私のところでブランデンブルグの話を出したからかしらと思っていますが・・・うれしいです。
昨晩のうちにコメントしたいところだったのですが、確認してから・・・と思い、今日になりました。
私も全音のミニスコアを持っています。CDはもう16年ほど前に1000円で買ったものしかないのですが(これは・・・という演奏のCDが欲しく、考えているうちに時がたちました。ラジオなどでは良く聴くのですが、声楽のCDなどを優先的に買ってしまうので後回しになってしまうのですが、どうしても欲しいですね。)
今スコアを確認しましたが、3番・・・ああ、これですね!!
はじまりが非常に地味な感じで、6番まで通して聴いていると、他のものに埋もれてしまいがちですが(派手さがないということです。)、聴いているうちにじわ~っと良さがわかってくる・・・そんな曲だと思います。
私としてはリコーダー(Flauto dolce)が活躍する2番を是非、やってみたいのですが、それに付き合ってくれる室内楽グループが身近になく、リコーダーサークルをしている時に、これを全部リコーダーでできないものか、と試みましたが、音域が足りず、挫折しました。(出来ないことはないと思うのですが・・・)
by Cecilia (2006-07-06 14:22) 

みどりのこびとちゃん

あるべりっひさん、コメントありがとうございます。
アレサンドリーニ指揮のブランデンブルグですか、
機会があれば、聴いてみようと思います。
ちなみに、私もスペインを応援していたのですが、とても残念です。
by みどりのこびとちゃん (2006-07-06 21:05) 

みどりのこびとちゃん

スザンナさんコメントありがとうございます。
弦楽器が弾けて、合奏できる人は、うらやましいです。
きっと、楽しいのでしょうね。
私も昔、犬が好きで家で飼っていました。
by みどりのこびとちゃん (2006-07-06 21:07) 

みどりのこびとちゃん

リコーダーアンサンブルには、何回か、演奏会に行ったことがあります。
バッハの曲は、すごく合いそうですよね。
音域の制限があるから、編曲もやりがいがあるってもんです(笑)
リコーダーは、よく知らないのですが・・・・・
by みどりのこびとちゃん (2006-07-06 21:10) 

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