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ショパン組曲(バラキレフ) [バラキレフ]

さて、この音楽日記も3回連続して、ショパンの曲を書いた。
これではいけない。リストやシューマンが嫉妬する(笑)
ええい、しかし、今週はショパンの曲にしよう。今日もショパンの曲だ。
まだまだ日記に書いていない曲は、山ほどある。

しかし、今日は、一風変わった曲を紹介しよう。
ロシアの作曲家バラキレフが、ショパンのピアノ曲を管弦楽の為に編曲した曲
【ショパン組曲】である。

この曲は、ショパンの生誕100年を記念して、
1910年に作曲(編曲?)されたもので、
ショパンのピアノ曲から次の4曲を選んで管弦楽に編曲している。

 第1曲・・・エチュード 作品10-6・・・最初は、弦が主体。後半は、管が主体
 第2曲・・・マズルカ 第28番・・・・・・原曲より、長い
 第3曲・・・ノクターン 作品15-3・・・弦で切々と歌われる
 第4曲・・・スケルツォ 第3番・・・・・・派手にしようとしているような

さて、ご存じのように、ショパンは、ピアノの詩人 といわれている。
ショパンのピアノ曲は、同時代の作曲家のピアノ曲と違って、
ピアノ以外の楽器での演奏を想像することは、難しい。
(例えば、リストのピアノ曲は、管弦楽への編曲は、容易に出来そうだ)

ショパンは、根っからのピアノ人だったのだろう。
普通に管弦楽へ、ショパンのピアノ曲を編曲すると、
ポピュラー音楽になってしまうか、
不器用な響きの悪いものになってしまう。

バラキレフは、ロシアの作曲家で、交響曲も書いており、
イスラメイ という有名な派手なピアノ曲の名曲も作曲している。

これは、期待できそうだ。

うーん。しかし、なんだかなあ、言っていいのかなあ、・・・

多分、この曲は、失敗作だと思う。(す、すいません。もちろん超個人的な感想ですよ)
ショパンの曲を管弦楽に編曲すると、響きが悪く、音楽として聞こえませんよ
という見本のような曲だ。
(しかし、この曲、みんなは、どう感じているのだろうか?知りたいところだが、
 マイナーな曲すぎますね)

まあ、この曲の感想は、この位にしておこう。
でも、この編曲された4曲は、ショパンのピアノ曲の中では、
有名でない曲をわざと、選んだような気がする。
ひょっとしたら、バラキレフは、
この作曲(編曲)に関しては、あまり気のりがしなかったのかもしれないなあ。

最近は、CDが安くなったおかげで、いろいろな曲に出会える。
どんな曲であれ、作曲家が精魂こめて書いた曲に出会える。
自分自身の好き嫌いは、もちろんあるが、それに対する自分なりの感想がもてる。
それはそれでとても楽しいことだ。

ショパンのピアノ曲の編曲としては、
フランセという作曲家が、プレリュード全24曲を管弦楽に編曲している。
これは、チャーミングですごく聴きやすい編曲だ。

あとは、カーメンキャバレロが、愛情物語という映画のなかで、
夜想曲作品9-2をポピュラーアレンジしていますね。(って古すぎるぞ・・・・)
すいません。知りませんよね。

あと4年たった、2010年は、
ショパン生誕200年で、ショパン一色になるんだろうな
(オイオイ、ちょっと気が早いぞ)


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