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イタリア協奏曲(バッハ) [バッハ(J.S.)]

さて、今日の音楽日記は、本来は、チェンバロの為に書かれたが、
現代のピアノでもよく弾かれる、
バッハ晩年の傑作【イタリア協奏曲】である。

協奏曲という名前が付いているが、れっきとした独奏曲であり、
チェンバロの練習曲集の一部分として、作曲されたらしい。
チェンバロ一台で、当時のイタリア風の合奏協奏曲
(何台かの独奏楽器と合奏が交互に演奏するやつですね)
の雰囲気を出そうとして作曲されたので、この呼び名があるらしいが、
なかなか、遊び心のある曲だと思う。
(こういうの私は好きだなあ・・・)

一楽章の歯切れのいい主題と、心地よいリズムと和声。
二楽章の豊かな表情。
そして、鍵盤を疾走する躍動感ある三楽章。
(そう三楽章は、決して遅れてはいけません。ちゃんとしたタッチで最後まで疾走しましょう(笑))

バッハのこの曲は、ちょっとお茶目に、そして、リズムもはねて、
ちょっと機械的だが、しかし遊び心をもって、弾くと、かなり楽しいだろうなあ。
(ジャズ系のピアニストなんていいかもしれない)

でもこれって、練習曲として作曲されたものなんですよね。
ということは、ちゃんと弾かなくてはいけないのかなあ?
まあ、そんなことは考えずに、曲を楽しもう。(考えだすときりがない・・・)

私が、この曲を最初に聴いたのは、
カナダのピアニスト、グレン・グールドのレコードだった。
このテンポと、歯切れのいいタッチに耳が慣れてしまったので、
この曲の印象がこうなったのかもしれない。

最近、チェンバロで、結構、表情をつけて、
ある程度遅いテンポで弾いているのを聴いたことがあるが、
ちょっとした違和感があった。
しかし、音楽的?には、こっちがあっているのかもしれない。

さて、今日は、なんで、この曲を選んだのでしようか?

実は、最近、車を運転する時に、この曲をよく聴きながら運転するのですよ。
高速道路で、この曲の一楽章や、三楽章をききながら、
車を走らせるのは、すごく気分がいいのです。
ブランデンブルク協奏曲第3番もなかなか車の運転には、合いますね)
(ちなみに、かみさんも、娘もクラッシック音楽がOKなので問題ないのです(笑))

明日から、ちょっと家族旅行に出かけるので、
高速道路でこの曲を聴きながら快適に、走れるといいなあ、と考えているとこなのですよ。
(でもきっと、渋滞で、この曲の一楽章や三楽章がむなしく響くのだろうなあ・・・)

バッハさんも、貴族の部屋や、教会で弾かれるのは、想像したかもしれないが、
高速道路の車の中で、この曲を聴かれるとは思ってもいなかっただろうな。
(車の中で、クラッシックなんか聴くのは、不謹慎という人いるのかなあ・・・・・いないですよね)


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