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夜の女王のアリア【地獄の復讐が私の心の中に】(モーッアルト) [モーツァルト]

先日、仕事で仙台まで出張した。
新幹線の中は、私にとっては、なかなか快適空間であり、
読書をするか、音楽を聴くか、熟睡するか、のどれかである。
(オイオイ、仕事の資料を見なくていいのか・・・)

最近は、駅の中にもCDを売っている所も多く、
ポータブルCDをカバンに入れて、
適当な1000円程度のCDを買って、新幹線の中で聴くのはとても気持ちいい。
(それに最近は、1000円でもなかなかいいクラッシックCDが売られている。)
(ナクソスなんて、知らない曲を多数、だしていますしね)

さて、仙台出張の時に、上野駅のCD屋で、ちょっと聴いてみようと購入したのが、
「夜の女王のアリア」という、エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)のCDである。

さて、現在の私にとって、クラッシックの声楽曲の分野は、
まったくの未知の世界から、ほんのちょっとだけ中に入った程度である。

以前は、声楽曲というと、
 ・なんか、声を張り上げていて、聞き苦しいなあ・・・
 ・特にソプラノの声は、頭にキンキン響くし・・・
 ・あのクラッシック特有の歌い方が、どうも・・・
 ・オペラより、ミュージカルや映画の方がわかりやすいなあ・・・
等々、かなり敬遠していた。(声楽やっている方ごめんなさい)

しかし、ちょっとした機会から、フランス歌曲を聴くようになって、
最近は、人間の声というのは、
実は、人間の感性に、一番とけ込みやすいのではないか
と感じはじめている。
それに、感情をこめた歌い方も気にならなくなったし、
ピアノと独唱の曲でも、ピアノの音と人間の声が、
混じり合って聞こえるようになってきた。
そして、フォーレやプーランクの声楽曲をちょっとは聞きかじるようになってきている。

そこで、今回は、フランス音楽ではなく、
ちょっと敬遠していた、オペラのソプラノの曲集を買って聴いてみた。
(モーッアルト・ドニゼッティ・ヴェルディ等盛りだくさんの曲のCDです。)

結論から言うと、
なぜだろうか、まったく違和感なく聴けた。
頭にキンキン響く訳でもなく、管弦楽と混じり合って、なかなか楽しい。

すいません、声楽曲の初心者なので、
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)という人が、
どの程度、有名なのか、まったく知らないのですが、
うまいなあと純粋に思うし、
曲も、歌詞を見ながら聞いていると、イメージがわいてくる。
(まあ、実際のオペラのステージなんて見たことないので、
 多分違っているかもしれないのだが・・・)

まあ、このCDの中で、モーッアルトが作曲した、
夜の女王のアリア【地獄の復讐が私の心の中に】だけは、
さすがに知っていた。
(なぜか、昔、テレビで、黒柳徹子が歌っていたのを思い出してしまった。(笑))

この曲は、高音の技巧がきっと難しいと思うし、どうしてもそこに耳がいってしまうが、
技巧だけでなく、音楽として聴いた場合でも、すばらしい名曲だと思う。
(しかし、歌詞を見ると、すごいなあ。こんなこと歌っていたんだ。)

声楽曲は、まだまだ、たいした感想は、書けないがこれからも機会があれば、
この音楽日記に書いていこうと思っている。

次は、オペラのDVDだな。
(あーあ、ますます貧乏生活が・・・・)


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なるたる

「魔笛」の全曲ピアノ版と言う恐ろしい録音が到着しました。
勿論管弦楽も歌も合唱も全て2台のピアノで表現していると言う、とんでもないCDです。( piano Dennis Russell Davis &Maki Namekawa ツェムリンスキー編曲 Avi Music 4260085530199)。
ルール・ピアノフェスティバルの参加演目です。

まだ未聴ですが「夜の女王のアリア」の超絶ソプラノを含めて、ピアノのみの演奏がどんな風に響くか、下司な好奇心も手伝い興味津々ですw。
by なるたる (2007-08-19 03:52) 

みどりのこびとちゃん

うーん、この編曲があるのは、本で知っていました。
(多分、なるたるさんなら、持っているとおもうのですが
 「CD異稿・編曲のたのしみ」という本です)
ツェムリンスキーが編曲とは・・・
全曲というところが、中途半端でなくいいとこです(笑)。
しかし、本では、連弾編曲となっていましたが、2台ピアノなのですか?
by みどりのこびとちゃん (2007-08-19 23:07) 

なるたる

ごめんなさい、連弾でした。
ジャケット写真が二人の連弾ショットなので間違いありません。

「CD異稿・編曲のたのしみ」は私の投稿している掲示板で紹介されて、面白そうなのですぐ購入しました。
異稿・編曲の曲の多さにたまげました。
とても参考になる本です、色々役に立ちます。
by なるたる (2007-08-19 23:33) 

なるたる

youtubeを何とはなしに見ていたら、夜の女王のアリアの凄い映像を見つけました。
音楽も凄いのですが、演技が超絶です。
およそこれぐらい凄絶な夜の女王の演出は、未だかつてないと思います。

歌手はDiana Damrau(ディアナ・ダムラウ)。
ドイツでは飛ぶ鳥を落とす勢いの若手ソプラノです。

恐ろしいです、余りの恐ろしさにションベンちびりそうですw。

http://jp.youtube.com/watch?v=DvuKxL4LOqc

でもこの人、素顔は若いなかなかの金髪の別嬪さんですw。

DVDが発売されているので是非買いたいです、これだからオペラは止められない。
by なるたる (2008-01-03 23:13) 

なるたる

追記。
因みに、上記オペラの夜の女王の娘のパミーナ役の歌手(Mutterと叫んでいる巨乳の女性)は、ダウラムより4つも年上だそうですw。
なのに完全に貫禄負けしています。
見た目も初々しくないし、こう言ってはなんですがあまり美しくない。

むしろこちらの方が綺麗で私の好みです。

http://jp.youtube.com/watch?v=gohnkWnCmiE

但し、夜の女王役のドイテコムは堂々とした体格の中年女性。
突っ立ち演技でお地蔵様のようですが、歌唱力、音程の正確さではダムラウの上を行きます。
by なるたる (2008-01-03 23:45) 

みどりのこびとちゃん

オペラは、音楽だけではなく、総合芸術だとは、
よく言ったものです。
こういうのを見ると、引き込まれてしまいます・・・
オペラに、はまると、こわい。こわい。・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-01-04 00:48) 

なるたる

上記、ドイテコムと共演していたパミーナ役の可憐な歌手の名前が判明。
Edith Mathis(エディット・マティス)です。

スイス出身で、1938年生まれ。
今ではすっかりお婆ちゃんですが、撮影当時(40年近くも前!)はまだまだ若く美しかった。
女優並みの美貌と美声で、アイドルだったようです。

映像はこう言う時に雄弁です。
綺麗なねえさん、可愛い女の娘の歌っているところを是非観たい、取り敢えず歌は二の次で姿形を拝んでみたいという下司な好奇心を満たすには、こういった映像媒体は何よりです。
by なるたる (2008-01-04 21:30) 

Nyanko

はじめまして。音楽中心に書かれているブログなようですので
おもしろそう・・と思って、いろいろ、読ませていただきました。

私も音楽、好きですので、時々、音楽のことはブログに書いたりしてます。

グルベローヴァは、今世紀最高の「コロラトゥーラソプラノ」といわれた人で
私が大学生の時(今から、かな~~~り前です)
サントリーホールの演奏会行きました。

技術が、「技術」ではなく「芸術」って感じで。

by Nyanko (2009-07-13 21:00) 

Nyanko

追記

ダムラウの映像見たです・・・怖い・・笑

じゃあ、こちらは?
こういう夜の女王可愛いですよね(^^)

http://www.youtube.com/watch?v=F9ijwfRTv0o&feature=related
by Nyanko (2009-07-13 21:12) 

みどりのこびとちゃん

Nyankoさん、コメントありがとうございます。
確かに、技術と芸術は、違いますよね

で、ははは、こんな夜の女王とは・・・
いやいや、なんか、ほほえましいです
by みどりのこびとちゃん (2009-07-14 21:19) 

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