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ピアノ協奏曲第1番(チャイコフスキー) [チャイコフスキー]

ピアノの好きな人なら、一回は、テレビで、なにげに見ているかも知れない。
今日の音楽日記は、教育テレビのスーパーピアノレッスンでもやっていた曲である。

しかし、この番組を見ていて思ったのは、
技術的なこと(指の回り方等)ではなく、
いかにして、自分の思っていること、考えていること、イマジネーション等を伝えるか
に重点をおいていることだろう。
どんな風に曲を考えてかんがえていてもいいのだが、
それを表現することは、難しいなあと、つくづく思う。
(まあ、この位の曲を弾ける人には、確かに、単なる指の回り方など必要ないと思うが・・・)

ということで、今日は、ピアノ協奏曲の中で、燦然と輝く(多分人気ではNO1だろう。)
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番である。

さて、曲は、超有名なだけに、説明は不要だろう。

私が初めてこの曲を聴いた感想は、
・最初の部分はすごく気に入ったが、その後はあまりぱっとしないなあ。
 (R.シュトラウスのツァラトストラはかく語りきと同じですね(笑))
・二楽章もぱっとしないなあ
・おっ三楽章は、なかなか華やかでいいじゃない。
という感想だった。

というのも、この曲は、私が二番目に自分のお金で買ったレコードの曲だったのである。
(一番目は、ショパンのエチュード集(A.スロボジャニク)です。)
やはり、ピアノ協奏曲で一番人気ということで、当時レコードを買ったのだが、
最初の部分だけ、何回も何回も聴いて、
その他の部分は、まったく聴いていなかった記憶がある。

その後、クラッシック音楽をよく聴くようになり、
この曲のスコアも買って、やっと、第一楽章の第一主題がどの旋律かがわかったのである。
この曲は、ひょっとしたら、初心者向けではないかも知れない。
(まあ、私の耳が悪かったのかもしれませんが・・・)
私がクラッシック音楽の超初心者にピアノ協奏曲を勧めるなら
グリーグか、シューマンあたりがお勧めである。

とは、いうものの、今では、いろいろなピアニストの演奏で楽しんでいる。
この曲は、スーパーピアノレッスンでも言っていたが、
自分の考えを思いっきり、外に出した演奏の方が面白い演奏だと思う。
(あっ、もちろん最初の部分だけ、自分で有名ピアニストになった気分で遊んで弾いてますよ)

私の独断と偏見のこの曲の、お勧めピアニストは、
・ホロヴィッツ
 トスカニーニ、スタインバーグ、セル、誰が指揮をしようとも、確固たる自分の意志で演奏するピアニストはすごいと思う。音は悪いが、気迫は十分伝わってくる演奏。どの演奏も第三楽章の最後はすごい(好き嫌いはあるだろうな。だからいいのだけど・・・)

・リヒテル
 実は、カラヤン指揮のレコードを私は、最初に買ったのである。実に雄大にスケールの大きい演奏を聴かせる。ホロヴィッツとは、対照的な演奏

・テレンス ジャッド
 ものすごく、マイナーなレコードだが、チャイコフスキーコンクールでプレトニョフが第一位になった時の第四位のピアニストである。この時のライブ盤で、この協奏曲のレコードがある。オーケストラの最初の速度とピアニストの速度がこんなに違う演奏もめずらしい。これも、ピアニストの意志を強く感じる演奏。

 等々、私にとっての名演や、?演など、いろいろあるが、
この曲は、有名なので、
これからもいろいろな演奏(実演やCD)に巡り会えると思うと、
まことに、楽しみでもある。

最後に、チャイコフスキーは、3曲ピアノ協奏曲を作曲しているが、
第2番もすごくいい曲である。
多分、第一番より聴きやすいかもしれない。
(これほど、不遇な第二番もないかも知れない)
いつかは、この曲の音楽日記も書こうと思う。


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