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古典交響曲よりガボット(プロコフィエフ) [プロコフィエフ]

実は、私は、ロシアの作曲家プロコフィエフが大好きだ。
いやいや、正確に言うと、曲というより、その作曲技法?が好きなのである。
リストやショパンやラフマニノフも大好きだが、
好きという感覚がちょっと違う。

例えば、メフィストフェレスが現れて、
「おまえを作曲家にしてやるから、どんな曲が書きたい」
と言ったとしたら、私は、
「プロコフィエフの様な曲が書きたい」と答える様な気がする。
(なぜか、こんな時には、リストやショパンやラフマニノフは出てこない)

そう、プロコフィエフは、現代的な響きのくせに、やたら古典的だったり、
叙情的な旋律は、急に半音上がったり、下がったりして、変な転調をするし、
そのくせ、ユーモアもあるし、難解さもある。
見果てぬ夢だが、一生のうちに一回は、プロコフィエフのような曲を書いてみたい。
(って、それなら普通の曲の作曲の勉強をするのが先決だろう(笑))

ということで、今日の日記は、プロコフィエフである。
悪魔的暗示のようなピアノ小品や、9曲のピアノソナタや、
5曲のピアノ協奏曲など、大好きな曲は、いっぱいあるが、
私も、弾いて楽しむことのできる(もちろんいつもの様に適当だが)
古典交響曲より第二楽章のガボットを選んだ。

古典交響曲は、プロコフィエフの最初の交響曲で、
「ハイドンが現代に生きていたらこんな交響曲を書いただろう」
というコンセプトの元、作曲されたオーケストラ曲である。
もう、それはそれは、楽しい曲で、現代的な鋭利な響きの中に
ハイドンのユーモアがちりばめられている。
私は、管弦楽で合奏をしたことがないが、
きっと、弦楽器の人など、弾く方も楽しいだろうなあ。

管弦楽で聴く、古典交響曲も楽しいが、
プロコフィエフのピアノの自作自演のレコードの中に、
この交響曲の第二楽章ガボットを弾いた録音が入っている。
最初に聴いた時から、これは、純粋なピアノ曲だ
と感じた程、ピアノで弾いても違和感の無い曲だ。

ピアノ譜はわずか二ページだが、ピアノソナタとは違った一面の
プロコフィエフのユーモア面が全面にでている。

スッタカートや、ペダリングや、トリルなど、
私にとっては、難所がちょっと続くが、
弾いていて、心が弾む。音楽も弾む。

あーあ、プロコフィエフのような曲を作曲したいなあ
と夢をみている男であった。・・・・・・・
(ちなみに、この作曲家のロメオとジュリエットのピアノ編曲版も楽しいです。)


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