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24の小品集 作品39(カバレフスキー) [カバレフスキー]

さて、またまた今日もロシアの作曲家である。近代作曲家カバレフスキーは、
子供の為に数多くのピアノ曲を書いている。
この作品39の24曲も子供の音楽教育の為に書かれた曲である。

私が、この曲集が好きなのは、もちろん技術的に容易で弾きやすいという理由もあるが、
なんといっても、作品からのイマジネーションが素直にどの曲からも浮かんでくるからである。
(しかし時には、後期ベートーベンのピアノソナタ等が恋しくなるが・・・)
大人だって、こういう曲で、子供のような想像力をはたらかせても、いいですよね。

さて24曲もあるので、抜粋で感想を書いてみよう。
 1曲目.小さい歌・・・・・・・8小節だが、表情をこめてひくとけっこう気分は子供。
 5曲目.遊戯・・・・・・・・・早く弾くと、けっこう楽しい。どれだけ早く弾けるか
 7曲目.おかしなできごと・・・うーん、なにがおかしいのかわからない曲(笑)
12曲目.冗談・・・・・・・・・単純な和声だが、これも早く弾くと楽しい
13曲目.ワルツ・・・・・・・・後半の和声が、ちょっと近代的でいい。旋律も美しい。
19曲目.前奏曲・・・・・・・・この曲集の中で一番気に入っている曲。旋律と和声がみごと。
20曲目.道化師・・・・・・・・明暗が交互にでて、確かに飛びはねる道化師。楽しいな
23曲目.ゆるやかなワルツ・・・ロシアの悲しいワルツ
24曲目.楽しい旅・・・・・・・貴婦人の乗馬のような(笑) 楽しい終曲。

もちろん、和声も旋律も構造も単純だ。一曲長くても、1ページ以内だ。
しかし、とにかく、私には、弾いていて楽しい。気持ちも子供にもどれる。
それに、どんなイマジネーションも自由だ。

たまには、大人のみなさんも、子供になった気分で
この曲集を弾いてみることをお薦めします
(ちょっと、ピアノを習った人なら、初見で半分以上弾けますから)
本当に、大人になってから、弾いてみると、違った発見がありますよ。
(しかし子供の心はいつからなくなったのだろう。
         とちょっと感傷的に思っている今日このごろ・・・)

この曲集の曲は、ここで、盛り上げようとか、そういうテクニックは無しがいいなあ


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