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ピアノソナタ イ長調「トルコ行進曲付」(モーツァルト) [モーツァルト]

先日CD屋に行った。そこには、私の好きなピアニストのプレトニョフの新譜があった。
もちろん、ついつい衝動買い(?)をしてしまった。
そのCDは、モーツァルトのピアノソナタが4曲入っているもので、早速、聴いてみた。
今日の日記は、その中の一曲、ピアノソナタ イ長調「トルコ行進曲付」である。

普通にこの曲の感想を書くと
 ・優雅な6/8の主題による変奏曲(第一楽章)
 ・単純だか、特徴的なメヌエット(第二楽章)
 ・有名なトルコ行進曲。ちゃと華麗なコーダもついている。(第三楽章)
ってとこですかね。
ピアノを習っている人は、一度は、弾きたいと思った曲かも知れない。

と、ここまで、書いてみたが、
今日は、曲の感想ではなく、買ったCDの感想を書こうと思う。

私の感じているモーツァルトの人間像は、なんか、お茶目。
だが、内面にちょっとした葛藤があるというイメージなのです。
(あくまで、私の個人的イメージです。学術的にはまったく根拠はありませんよ)

このトルコ行進曲付きのソナタもいろいろなピアニストの演奏を今まで聴いたが、
真面目だったり、繊細で優雅だったり、ちょっと悲しみがあったり、するような演奏には、
何回にも出会ってきたが、お茶目 な演奏には、出会わなかった。

しかし、今回のプレトニョフのCDで、やっと、そういう演奏と出会えた。
とてもとても、うれしい。
本当にここまで、確信犯的にお茶目な演奏は、なかなかないと思う。
(多分、プレトニョフは、よく考えた末の演奏なのだろう。)

トルコ行進曲だけに限っても、
アクセントの付け方、強弱、オクターブの主題の前の一瞬のため、
十六分音譜のキラキラ、コーダの独特さ、等々
どこをとっても、お茶目なのだ。

久々におもしろい演奏で、このピアノソナタを聴いた。
こんなモーツァルトがあってもいいと思う。

ただ、多分、好き嫌いの分かれる演奏だろうなあ。
それは、それでいいと思う。
モーツァルトは、モーツァルトなのだから・・・ははは、何書いているんだか、

明日は、オーケストラの演奏会のチケットをもらった(!)ので、
久々に、ゆっくり、聞きに行く予定。
曲は、シェヘラザード 他。
さてさて曲の予習でもしますか・・・

しかし、お茶目の意味は、なんとなくわかるが、お茶目の語源がわからない・・・


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Cecilia

私もモーツァルトのイメージは「お茶目」です。
内面的な葛藤や悲しみはあるのかもしれませんが(いまだに「疾走する悲しみ」というのが理解できません。)、モーツァルト=「魔笛」のパパゲーノではないだろうか、と考えています。
私は昔はモーツァルトはそれほど好きではありませんでした。嫌いでもなかったけれど、ピアノ曲、室内楽曲・・・どれもこれも眠くって!!
5年生の時に「トルコ行進曲」を発表会で弾きましたが、難しくて大変だった、という記憶しかありません。一楽章は中学の音楽鑑賞の曲、というイメージですね。
モーツァルトに目覚めたのは声楽を始めてからです。
オペラを観て、彼の本領はオペラにあると思いました。
ピアノ演奏をするにも、「夜の女王」のイメージとか考えると非常にわかりやすく、音楽が生きてくるような気がするのです。
「お茶目」な演奏に出会うと私もうれしいです。
by Cecilia (2006-07-07 08:57) 

みどりのこびとちゃん

確かに、「疾走する悲しみ」という表現は、モーッアルトを表すのに、
よく使われますが、私にもよくわかりません。(笑)
それより、お茶目の方が合っていますよね。
実は、ついこないだDVDで、【魔笛】を見ました。
生き生きした音楽で、すばらしいです。
by みどりのこびとちゃん (2006-07-07 22:58) 

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