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交響曲第1番(ブラームス) [ブラームス]

基本的に、この音楽日記は、聴いた曲や、弾ける(?)曲等を中心に書いている。
なかなか、大曲と呼ばれる曲の日記がないのは、決して大曲が嫌いな訳でなく、
単に聴く時間がないからだけだったりする。
ということで、お正月には、少々の時間があったので、ゆっくりと、交響曲でも聴こうと考えた。
候補としては、ベートーベン、ブルックナー、マーラー、ショスタコービッチ、等々いろいろあったが、
迷ったあげく、ブラームスの全4曲を聴くことにした。
(基本的に、楽天的な音楽ばかり最近聴いていたので、たまには、渋い音楽を、
 と考えただけで全然深い意味は、ないのですがね・・・)

ということで、ブラームスの交響曲4曲中最も有名な第1番の日記である。
楽曲分析や作曲経過などは、このさい省略。(興味ある人はネットで調べてくださいね)
さて、私の感想は、というと、

いやはや、まじめなまじめな音楽です。(ブラームスさん 力みすぎ)
最初のティンパニーの連打からして、「この曲を軽く演奏しては、いけません」みたいな
圧力がひしひしと伝わってくるのは、実際すごい曲だよなあ。
誰がどう演奏しても、ある程度、これが正解で、他は違う。みたいな・・・
(まだ、ベートーベンやブルックナーやマーラーの方が解釈に自由がありそう。)
ここまで、頑強な構成の音楽を書いたブラームスさん。あなたは、偉い。

という感想です。(オイオイそんな感想でいいのか?)

しかし、ブラームスさんもクララさん(シューマンの奥さんで、ブラームスが恋していたのは、
有名な話ですよね)に、ほめてもらいたかったら、
もっと気のきいた音楽を書けばいいのにと思うのだが、そこが出来ないのが、
ブラームスの内気で、いいとこなんだろうなあ。などと考えてしまう。

ちなみに今回聴いたのは、フルトヴエングラーが1952年にベルリンフィルを振ったCDです。
縦の線は合わないし、ティンパニーはずれるし、音は、モノラルですが、
とてもとてもブラームスの雰囲気がでている演奏だと思います。
(一般的には勧めませんが、実はこの曲では、私が、一番好きな演奏だったりする)

本当は、ブラームスの交響曲、全4曲をゆっくりと時間のある正月に、聴こうと思っていたが、
第1番を真剣(?)に聴いたら、とてもとても疲れた。心地よい疲れなのですが、・・・
というわけで、2番~4番は、またの機会にということになってしまった。残念

真剣(?)に、この曲を聴いている途中で、
R.S.オーケストラを千秋様が振った場面を思い出したのは、マンガの読み過ぎだな。(笑)
次回からは、また小曲です。たぶん・・・


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コメント 3

なるたる

私のブラームスの交響曲開眼はご多分に漏れず一番からでした。
その後全曲を聴いて全て好きになりました。
好きな順位は4→3→2→1番でずっと不動でしたが、歳と共に二番の地位がどんどん高まってきています。今では二番が一番好きです。
何かこう、作為のない自然体の音作りに激しく癒されることが多くなりました。
第一楽章・第二楽章は偏愛していると言っていいほどです。

ぜひとも一番以外の記事を早いうちお願いする所存でございます。
by なるたる (2007-04-27 01:39) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん。了解です。
いつか、2番について書いてみます。
私も2番の旋律って、とても好きなのです。
by みどりのこびとちゃん (2007-04-27 22:16) 

なるたる

やっぱりこの曲のキモは、第4楽章の例の「歓喜の歌」風の旋律に尽きるんでしょうかね、有名すぎだもんね。

ベートーヴェンの亡霊か…嫌でもベートーヴェンを引き合いに出される彼の心境は如何ばかりであったか、同情してしまいます。

そう言えば、大昔テレビの「オーケストラがやって来た」だか「題名のない音楽会」だかで、山本直純か黛敏郎が(この辺記憶曖昧)、ベトさんの「歓喜の歌」にこの主題を重ね合わせてオーケストラに同時演奏させて、ベートーヴェンの影響云々と語っていた。剽窃とまでは言わなかったけど…。
その時は2つの旋律が誂えたようにぴったり合って納得したけど、今思えばかなりイヤミかもしれない。

何て可哀想なブラームスw。
by なるたる (2007-10-04 01:00) 

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