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ピアノソナタ第12番 作品26《葬送》 (ベートーベン) [ベートーベン]

今日の音楽日記は、ベートーベン作曲
ピアノソナタ第12番 作品26《葬送》です。
このソナタ、第3楽章が「葬送行進曲」となっているため、
この呼び名がついています。
第12番というと、初期~中期への移行期ですね

一番の親孝行は、なにか?
よく「親より、長生きすること」と言われる。
うーん、これは、あたっているかなあ。
私の両親は、すでに亡くなったけど、
両親より、長く生きたことは、少しでも親孝行になったのかな
と勝手に思っています。

さて、曲の話です。

この曲は、ソナタ形式の無い4楽章からなっています。

第1楽章は、変奏曲です。
実は、このソナタの中では、一番好きな楽章です。
主題は、なかなかだし、
いかにも、ベートーベンというような素直な変奏曲は、
結構、落ち着いて聴けます。

第2楽章は、スケルツォです。
この楽章は、可もなく不可もなくかな。

第3楽章
このソナタの頂点というべき「葬送行進曲」です。
ここは、誰もが ほめている楽章ですが、
私もさすが、だと思います。
ショパンの葬送行進曲と違って、甘い部分はありません。
あくまで、威厳があり、中間部のトレモロと和音は、
亡くなった人への思いをぶつけているのかもしれません。
すばらしい楽章です。

第4楽章
ロンドです。
ちょっと、手元にある資料を見てみよう
「前の楽章との対比が素晴らしい。幸せを感じる楽章」
「対位法を駆使して機能的に構成されている」
うーん、本当にそう思いますか?
私、昔から、この楽章あまりに軽過ぎて、えっ、と思っているのです。
ロンドでも、もう少し、がっしりした曲にしてほしかったなあ。
というのが正直な感想です。
なんか、この楽章だけ、浮いている感じがします
(ベートーベンさん、ごめんなさい)
(途中、月光の終楽章の主題に似ている部分も唐突です)

この曲は、昔、熱情とカップリングされたリヒテルがピアノの
レコードがあって、よく聴いたものです。
録音の仕方もあるのでしょうが、はっきりした硬い音で、
好きでしたね。

ベートーベンのピアノソナタは、この第12番以降、
結構、曲に個性がでてくると思っています。

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