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ヴァイオリン協奏曲(チャイコフスキー) [チャイコフスキー]

さて、ピアノ協奏曲ばかり書いていたので、
ちょっと、目先を変えてヴァイオリン協奏曲でも書いてみよう。
この音楽日記を読んでわかるように、私、結構クラシック音楽のどのジャンルも好きなので、
いろいろな曲を幅広く聴くのです。
(まあ、その分この分野だけについては、誰にも負けないぞ、研究しているなんてことはないですね。
 よく言えば幅広く聴いている、悪く言えば聴き方が浅いかな(笑))

で、ヴァイオリン協奏曲というジャンルですが、
このジャンルは、クラシック音楽の中では昔から結構好きです。
でも、作曲は、難しいだろうなあ、なんて思っています。
ピアノ協奏曲は、ピアノという管弦楽にはない音色を独奏楽器として使えるので、
なんとなく、管弦楽に埋もれないで書けそうだけど、
なんと言っても、管弦楽と同じ音色の一つであるヴァイオリンを演奏しているのに、
それを協奏曲にしなくてはいけないし、ちょっとは、目立たさなければいけないし・・・
まあ、そんなこと言ったら、ギター協奏曲なんて、書けないですよね。

で、ヴァイオリン協奏曲と言うと、好き嫌いに関わらず、絶対に避けて通れない曲があります。

それが今日の音楽日記の曲、
チャイコフスキー作曲のヴァイオリン協奏曲ニ長調です。

この曲、演奏される機会は、ヴァイオリン協奏曲の中では、断トツだと思う。
CD等は、山ほどでているし、
テレビの数少ないクラシック番組の中でも、登場する回数は、すごく多いんじゃあないかなあ。
(もちろん、クラシックファンなら知っての通り、この曲は、作曲され、初演された当時は、
 ボロクソに言われていたそうです。今では考えられないですね)

それほどまで人気があるのは、なぜだろう?

第1楽章の第1主題は、一回聴いたら忘れられないし、
ロシア的な歌うような旋律なんだけど、すごくかっこいい。
この主題を管弦楽が、朗々と歌う部分もいいし、
細かいパッセージにして、独奏ヴァイオリンが、ソロで弾く部分もなかなかいい感じだ。

第2楽章の小さな歌も、独奏ヴァイオリンの独断場だし、
つながって第3楽章の入り方も、かっこいい

第3楽章のリズムと上がってそして下降する主題は、燃えるし、
最後は、誰が弾いても? かっこよく、熱狂的演奏になりますね。
演奏効果もいいし、
それは、人気曲になってもおかしくない。

演奏者がどう思っているかはヴァイオリンが弾けないので、よくわからないけど、
聴くほうにしてみれば、このヴァイオリン協奏曲を聴けば、
ある程度の満足は、必ずOKとなる曲だと思う。
そこは、すごいとこだと思いますね

ただ、このチャイコフスキーの曲、
ゆっくりクラシック音楽を聴こうとするとき、
なにを聴こうか迷った場合、
最近、私は、この曲を聴くことがないのです。
なんでかなあ。
ちょっと、あくどいのかもしれない。

でもですね。たまに、テレビでこの曲が流れてくると、
絶対、最後まで聴くし、いいなあと思う名曲ではあります(本当)
あまり聴こうとは思えないけど、
音になって流れると、引き込まれるというのもすごい。

昔は、オイストラフの演奏(ははは、古いですか?)をよく聴いていましたね。
今思うと、堂々とした演奏で、スピード感は、今の演奏家の方がはるかにあるけど、
結構熱っぽい演奏だったなあ。

あと、有名な話だし、
どうでもいいけど、映画「ライトスタッフ」の音楽は、この曲のパロディなのかなあ
と思うくらい似ています。

えっ、なんで、急にこんな有名なヴァイオリン協奏曲を書いたのかって?
それは、マイナーなヴァイオリン協奏曲に続く、布石なのですよ(笑)






nice!(1)  コメント(7) 
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コメント 7

なるたる

おおっと、突然来ましたよ、ヴァイオリン協奏曲が!
布石の後が愉しみです。

でもメンデルスゾーン・ベートーヴェンはもうやりましたっけ?
絶対に避けて通れない、ブラームス・エルガー・シベリウスあたりも未だでしたかしらw。
ヨアヒムなんかも面白いかも、ですね。
勿論、カ●●●ヴィチとモ●●●フスキも愉しみにしてますw。

チャイコフスキーに対する感想は、差し控えさせていただきますw。
by なるたる (2009-11-07 20:52) 

なるたる

追記。
こうしてみるとシューマンのヴァイオリン協奏曲なんてつくづくマイナーですよね。
でも感謝、感謝です。
by なるたる (2009-11-07 21:12) 

pp

弦は、細かな表情変化が魅力です。
直接弦を触るタッチ感、音が鋭く切れるスピード感もいいです。
どうしても、弦を聞く機会が多いです。
直接弦を触る分、奏者の感情や気迫が出やすいように思います。

チャイコフスキーは、ほとんど聞かないですね。
シベリウスは好きでしたが、最近はショスタコ、プロコ、バルトークなどです

by pp (2009-11-08 09:27) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントあがとうございます。
ちょっと、調べたら、この音楽日記に登場している
ヴァイオリン協奏曲は、
バッハ・ベルク・ブルッフ・プロコフィエフ
サンサーンス・ヴィヴァルディ・シューマン
の7曲でした。
あっ、ブラームスのヴァイオリン協奏曲書いていない!
書かなくては・・・・
by みどりのこびとちゃん (2009-11-08 23:28) 

みどりのこびとちゃん

ppさん、コメントありがとうございます。
確かに、ピアノは、対決する楽器。
弦楽器は、一体となって音を奏でる楽器。
とよく言われますよね。

プロコフィエフの2曲は、私、とても好きな曲です。
by みどりのこびとちゃん (2009-11-08 23:30) 

なるたる

秋も深まり、突然チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出のために」を聴きたくなりました。
チャイコフスキーは余り好きではないのですが、この曲は何故か好きで、
それも秋口に発作的に聴きたくなることが間々あります。

youtubeで映像付きの割と良い演奏を見つけましたので、お口汚しにどうぞ。
第二楽章の第二部、私の一番好きな部分です。
http://www.youtube.com/watch?v=unrG_bsTncc&feature=related
by なるたる (2011-10-06 21:30) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
演奏会が近いので、ゆっくり聴けませんでしたが、
いいですねえ。
この曲、私は、やはり、最初の旋律ですかね
演奏会が終わったら、ゆっくり聴こうっと
by みどりのこびとちゃん (2011-10-08 00:20) 

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