【ルスランとリュドミラ】序曲(グリンカ) [グリンカ]
さて、今日は、暑い夏を吹き飛ばすような元気な曲を書いてみよう。
最近は、北京オリンピックを毎日、テレビで見ている。
オリンピック等のスポーツの世界では、
やはり、スピード記録は重要だ。
昨日の男子100m走、
最後まで、全力で走ったらいったい何秒の記録が出ていたんだろう?
そう、純粋に、速ければ勝ちであり、
そして、速さに感動も生まれる。(もちろんルールは、あるけど)
音楽の世界では、
大抵の場合、速いだけの演奏は、嫌われることが多い。
曰く、
感情がない とか、
作曲者の精神を理解していない とか、
時代背景を考えていない とか・・・
まあ、それはそれで、もちろん、一理あるとは思うが、
たまには、速さを競う曲が、あってもいいと思う。
(こんなこと言ったら、真面目なクラシックファンに怒られるかなあ・・・)
私の中での、そんな一曲が今日のこの曲。
ロシアの作曲家グリンカが作曲した、
【ルスランとリュドミラ】序曲です。
この曲、【ルスランとリュドミラ】というオペラの序曲で、
オペラ自体は、初演から、酷評された曲らしい。
ただ、序曲だけは、よく演奏される。
曲の速度は、プレスト。
一言で言うと、快活・明朗・元気いっぱいの序曲だ。
冒頭の和音の後、八分音符のスケールが駆けめぐり
速い第1主題は、かっこいい。第2主題も朗々と歌われ、
曲は、プレストのまま、コーダに突入して、そのままの速度で、
はなばなしく終わる。
深い味わいのある曲ではない。
曲目解説などを読むと、全音音階がうんたらこうたら・・・とか書いてもあるが、
そんなこと考えず、
この曲、全速力でのめっぽう速い演奏を聴くと、鳥肌が立つほど、すばらしいのです。
有名な伝説的な名演としては、
1965年のライブのムラビンスキー指揮レニングラードフィルだろう。
演奏時間は、4分39秒。
スピードもさることながら、オケのアンサンブルといい、迫力といい、申し分ない。
ロシアのバラライカオーケストラの演奏で、4分32秒の演奏も
快速で、なかなか、すばらしい。
この曲、作曲者自身のメトロノーム記号の速度で、計算すると、
5分20秒ぐらいの計算になる。
でもですね、この速度だと、どんな演奏でも、
なんか、まったりした演奏にしか、感じないのです。
ええい、素人の暴言をはいてしまおう。
「この曲を演奏する時は、5分を切らないと、いけません」(笑)
この曲の演奏を聴くときには、私は、どうしても、
「どの程度の速さで弾くのだろう?」と期待してしまうのです。
まあ、こんな風に考える曲があつても、いいんじゃないのかなあ。
音楽とスポーツは、確かに違う。
でも、速度を競う曲がひとつぐらいあってもいいんじゃあないのかなあ・・・
(これって、やっぱり、いけませんか?)
追記
この曲、実は、私、マンドリンオーケストラで、演奏(指揮)したことがあります。
えっ、その時の演奏時間は、何分だったかって?
ははは、1965年のムラビンスキー越えをねらったのですが、
結果は、4分42秒でした。
それも、音楽的に、いっぱいいっぱいの演奏でしたね、ははは
最後のフェルマータ延ばさなければ、何秒か短縮できたかも(笑)
(ちなみに、あるマンドリンオケの演奏で、4分13秒の演奏があります。速い!!!)
最近は、北京オリンピックを毎日、テレビで見ている。
オリンピック等のスポーツの世界では、
やはり、スピード記録は重要だ。
昨日の男子100m走、
最後まで、全力で走ったらいったい何秒の記録が出ていたんだろう?
そう、純粋に、速ければ勝ちであり、
そして、速さに感動も生まれる。(もちろんルールは、あるけど)
音楽の世界では、
大抵の場合、速いだけの演奏は、嫌われることが多い。
曰く、
感情がない とか、
作曲者の精神を理解していない とか、
時代背景を考えていない とか・・・
まあ、それはそれで、もちろん、一理あるとは思うが、
たまには、速さを競う曲が、あってもいいと思う。
(こんなこと言ったら、真面目なクラシックファンに怒られるかなあ・・・)
私の中での、そんな一曲が今日のこの曲。
ロシアの作曲家グリンカが作曲した、
【ルスランとリュドミラ】序曲です。
この曲、【ルスランとリュドミラ】というオペラの序曲で、
オペラ自体は、初演から、酷評された曲らしい。
ただ、序曲だけは、よく演奏される。
曲の速度は、プレスト。
一言で言うと、快活・明朗・元気いっぱいの序曲だ。
冒頭の和音の後、八分音符のスケールが駆けめぐり
速い第1主題は、かっこいい。第2主題も朗々と歌われ、
曲は、プレストのまま、コーダに突入して、そのままの速度で、
はなばなしく終わる。
深い味わいのある曲ではない。
曲目解説などを読むと、全音音階がうんたらこうたら・・・とか書いてもあるが、
そんなこと考えず、
この曲、全速力でのめっぽう速い演奏を聴くと、鳥肌が立つほど、すばらしいのです。
有名な伝説的な名演としては、
1965年のライブのムラビンスキー指揮レニングラードフィルだろう。
演奏時間は、4分39秒。
スピードもさることながら、オケのアンサンブルといい、迫力といい、申し分ない。
ロシアのバラライカオーケストラの演奏で、4分32秒の演奏も
快速で、なかなか、すばらしい。
この曲、作曲者自身のメトロノーム記号の速度で、計算すると、
5分20秒ぐらいの計算になる。
でもですね、この速度だと、どんな演奏でも、
なんか、まったりした演奏にしか、感じないのです。
ええい、素人の暴言をはいてしまおう。
「この曲を演奏する時は、5分を切らないと、いけません」(笑)
この曲の演奏を聴くときには、私は、どうしても、
「どの程度の速さで弾くのだろう?」と期待してしまうのです。
まあ、こんな風に考える曲があつても、いいんじゃないのかなあ。
音楽とスポーツは、確かに違う。
でも、速度を競う曲がひとつぐらいあってもいいんじゃあないのかなあ・・・
(これって、やっぱり、いけませんか?)
追記
この曲、実は、私、マンドリンオーケストラで、演奏(指揮)したことがあります。
えっ、その時の演奏時間は、何分だったかって?
ははは、1965年のムラビンスキー越えをねらったのですが、
結果は、4分42秒でした。
それも、音楽的に、いっぱいいっぱいの演奏でしたね、ははは
最後のフェルマータ延ばさなければ、何秒か短縮できたかも(笑)
(ちなみに、あるマンドリンオケの演奏で、4分13秒の演奏があります。速い!!!)
ある程度の速さがあることで浮かび上がってくるものもある、とバッハなどを聴いて思いました。
「ルスランとリュドミラ」は以前舞台をテレビで観ました。
バレエシーンがとても美しく感動モノでした!
これもゲルギエフだったかな?
本場だったと思うので・・・。
その前からこの作品の名前を知っていました。
子供の時に読んだ「ビーチャの学校生活」。
子供達が劇で演じる場面があるのですよね。
なので昔から気になっていました。
by Cecilia (2008-08-19 08:02)
Cecilia さん、コメントありがとうございます。
バッハの作品は、遅くとも、速くとも、なにかが、あると思います。
しかし、ルスランとリュドミラ序曲は、速くなくてはだめです(笑)
なんてね・・・
「ビーチャの学校生活」残念ながら、知りません。
ちょっと調べたら、結構有名な本なのに、今は、入手しにくいみたいですね
どんな内容なんだろう・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-08-20 00:23)
ソ連時代の小学生の話です。
ビーチャは中学年くらいでしょうか?
算数が嫌いなんです。
妹に教えてと頼まれて何とか考えている間に算数の楽しさを知り、自信を持つ場面が印象的。
ピオネールとか今となっては懐かしい言葉も出てきます。(・・・って子供の頃はピオネールが何なのかさっぱりわかりませんでした。)
子供の姿がのびのびと描かれていてとても楽しい作品です。
私は最近も見かけた気がしますが・・・偕成社の(少年少女用)文庫で書店にあったと思います。
「ビーチャの学校友達」という題になっていることも・・・。
by Cecilia (2008-08-20 08:09)
最近見かけたのは岩波だったようです。
記事を書きました。
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2008-08-20-1
出版社によって題名がいろいろです。
by Cecilia (2008-08-20 09:49)
そうか、今度、本屋さんに行ったら、立ち読みしてみます。
by みどりのこびとちゃん (2008-08-21 23:36)