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ピアノ協奏曲 第3番(ラフマニノフ) [ラフマニノフ]

さて、この音楽日記、最初のころは、
自分が練習したり、弾いてみたりしたピアノ曲を中心に書いていた気もするが、
なんせ、独学で、ピアノを弾いているので、弾く曲のレパートリーが極端に少なく、
最近は、まったく手がでないピアノ曲のことを書くことが多い。
ええい、どうせ弾けないなら、大曲だ。

ということで、多分というより、絶対に今後の人生で、弾くことはない曲。
  (というより、管弦楽伴奏のピアノ協奏曲を趣味で弾くことはだろう・・・)
  (というより、ギロックあたりで四苦八苦している人が弾く曲ではないだろう・・・)
まあ、書くのは、勝手だ。ははは

ということで、今日の音楽日記は、
最近、同じ作曲者の第2番のコンチェルトよりもはるかに人気のある
ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲 第3番である。

ラフマニノフのピアノと管弦楽のための曲は、全部で5曲あるが、
人気順は、どうだろう?

昔は、
   2番>3番>パガ狂>4番>1番
といったところだったような気がする(とにかく2番は、別格でしたね)

映画の影響もあって、現在は、
   3番>パガ狂>2番>1番>4番
かなあ・・・(話ちがいますが、パガ狂の18変奏は、大人気ですよね)

そう、時代とともに、嗜好も変わってくるとは思うが、
ラフマニノフのこの5曲は、すべて、別々の魅力と味わいがあるので、
また、人気は変わると思う。

前おきが長くなってしまった。

ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第3番である。
この曲、とにかく、数あるロマン派ピアノ協奏曲の中でも、
規模の大きさ、音楽の雄大さ、甘美な旋律、そしてロマン派の叙情性など、
ロマン派の時代の輝かしい頂点の曲だ。
  第1楽章・・・たんたんとした第1主題が実は、好きですね
  第2楽章・・・もう、甘すぎて、どうにでもしてっていう感じ(笑)
  第3楽章・・・リズム感あふれる主題と、叙情的な主題の対比がすばらしい
         そして、お約束の豪快なフィナーレ。
おそらく、ロマン的なピアノ協奏曲をこれから作曲しようとしても、
この曲は、超えられないかも知れない。

ピアノパートは、分厚く書かれ、音が多い。
そして、とてもとてもとても難しい。
管弦楽のパートも分厚く書かれているので、それに対抗する力もいる。
これを弾きこなせ、お客に感動を与えることのできるピアニストは、なかなかいないなあ。

実は、私は、数多くの録音や、演奏を聴いてきたが、
なかなか私の中で決定版といえる演奏には、出会えない。

それなら、夢の中で自分で弾いてしまえ
(オイオイ、ちょっと話が変な方向に行ってないか?)

うーん、いろいろあるが、いざ弾こうとすると、しょうもないとこで、迷うなあ、
  ・最初の両手の単音の旋律は、たんたんと弾くべきなのか?表情をつけるべきなのか?
  ・カデンツァは、二種類あるが、どっち弾こうかなあ?
   (最近は、長い方が多いけど、ラフマニノフやホロヴィッツは短い方でかっこいいし)
  ・お約束の豪快なフィナーレは、おもいっきりゆっくり歌うのもいいけど、
   やりすぎると、嫌味かなあ。そして、コーダの二拍三連の速い下降音階は、
   八分音符に変更して、効果をあげているピアニストもいるし・・・

ははは、音楽の解釈の前で、こんな所で迷っていたら、夢の中でもとても弾けません。
やっぱり、プロのピアニストの演奏を聴こう。(当然の結論ですね)
(でも、ちょっとどれもしっくりこないのです)

追記
 携帯電話の初期のころ、着メロとして、自分で単音で音楽が打ち込めましたよね。
 実は、私、そのころ、この曲の最初の単音の主題を打ち込んで着メロにしていました。
 これが、単音だと、実に暗いんだなあ(笑)


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アデリータ

初コメントです。こんばんは。
私は2番が好きでしたが、映画の影響で、3番が好きになりました。
映画の中で、主人公が、譜面と一緒にプールに浮かんでいるシーンが好きです。
by アデリータ (2007-02-04 20:47) 

みどりのこびとちゃん

アデリータさん、初コメントありがとうございます。
あの映画を見てから、
2番より3番が好きになった人は、かなりいると思っています。

個人的には、次は、一番が流行るのではないかと思っています(笑)
最近、録音するピアニストも増えてきたし・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-02-04 22:15) 

スザンナ

「シャイン」の話でいいのでしょうか!?
あの映画で、あんなに難しい曲なんだ~ と知ったラフマニノフの3番。
でも、一番印象に残ったのは、ラストのヴィヴァルディのモテットなのです^^;

単音で打ち込む携帯、私もいろいろ入れました。3パートまで打ち込めたので、チャイコの弦セレ とか、↑のモテツトとか、モーツァルトのディベルティメント とか、、、懐かしいです。あのころの携帯も良かったですよね~。
(今の複雑な機能が使いこなせない私 笑)
by スザンナ (2007-02-04 23:19) 

みどりのこびとちゃん

あれっ、読み返してみると、映画の題名がどこにも書いてないですね(笑)
失礼しました。
もちろん『シャイン』の話です。
しかし、どうも切れ切れに演奏されていたので、
どうせなら、全曲やればいいのに、なんて思っていましたが、
映画では、時間の関係で絶対に無理ですね

大丈夫です。私も現在の携帯は、
機能を半分も使いこなしていないです。(笑)
機能の進化のスピードをもっと、ゆっくりしてよ。と言いたくなります(本当)
by みどりのこびとちゃん (2007-02-05 22:54) 

なるたる

昔、あのポンティが録音したVOXBOX盤のこの曲は、確か第1楽章のカデンツァを、易しいものと難しいocciaの両方を続けて演奏していたような気が…前代未聞、そしておそらく空前絶後でありました。

ポンティ…ハチャメチャで笑かしてくれますw。

でも伝え聞くところによると、そのポンティも脳梗塞か何かで倒れて半身不随となり、ピアニストを引退したらしいとの事。

破天荒で何をするかわからないイタズラ小僧のような彼の新規の録音は、もう聴くことが出来ないのですね。
by なるたる (2007-08-04 19:32) 

みどりのこびとちゃん

えっ、そうなんですか?
確か、ポンティの演奏は、聴いたことがあるような、ないような・・・
確認してみたいなあ・・・

ポンティは、CD時代になる前には、
あまり録音されない曲をレコード化していたので、
結構いろいろ持っています。
しかし、いろいろ録音した人でしたね
by みどりのこびとちゃん (2007-08-05 00:12) 

なるたる

今みたいに超絶技巧系ピアニストが百花繚乱の時代になる以前は、ポンティはまさに英雄でありましたね。
by なるたる (2007-08-05 01:23) 

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