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波を渡るパオラの聖フランシスコ(リスト) [リスト]

さて、今日の音楽日記は、
ピアノの魔術師と呼ばれている、フランツ・リストのピアノ曲である。

さて、リストの曲には、傑作もあるが、駄作も多いと言われている。
(私も本当にそう思う。しかし本当に駄作も多いと思うが、またそれがいいんだなあ(笑))
しかし、ツボにはまった時は、ピアノの表現力の限界まで、解き放つような作品になる。
(一曲しかないピアノソナタはその典型だろう)

今日の日記の「波を渡るパオラの聖フランシスコ」というピアノ曲は、
ツボにはまった傑作だと思う。

この曲は、リストが、落ち着いて作曲活動をしていた時代の作品で、
ピアノの技巧と、宗教的な題材が、みごとに一体化している。

この「波を渡るパオラの聖フランシスコ」の話は、よく知らないが、
聖フランシスコが海の上を堂々と歩いていく奇跡をみごとに描写している。
(人間が海の上を歩けないだろうとかいう、つっこみは、横に置いておこう)

左手は、ほとんどが上下のスケールで、海の波を表し、
右手の単純な旋律が、聖フランシスコの歩く様子を表す。
曲は、少しずつ盛り上がり、アレグロ・マエストーソの部分で頂点となる。
(この部分では、本当に気持ちがすっーとなります。)
そして、コーダのレントの部分の静けさと、堂々とした終結部。

リストが嫌いという人にも一回聴いてもらいたい曲だ。
描写がストレートすぎるという人もいるかもしれないが、
ストレートでもいいじゃないか。(と開き直って言ってしまおう。)

この曲は、2つの伝説 という曲の二曲目にあたる。
一曲目は、「鳥に説教をするアシジの聖フランシスコ」という曲で、
これも、鳥のさえずりが、よく描写された曲である。
(これも、鳥に説教してもわからんだろうと言う、つっこみは、横に置いておこうね)

まあ、時間があれば、聖フランシスコの伝説の話をちょっと、調べてみよう。
また、この曲の聴き方が変わるかもしれない。
(実際、どんな伝説なのだろう?)

話は、変わるが、リストは傑作もあるが、、本当に駄作が多い。
私の愛する推理小説作家 カー と似ているのかもしれない。
(すいません。推理小説ファンしかわからないですよね)


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