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リゴレット・パラフレーズ(ヴェルディ=リスト) [リスト]

昨日の音楽日記の中で、
シューマンの謝肉祭の演奏は、もっと遊んでもいいのでは、・・・
ことを書いた。

しかし、いろいろなピアニストが、とことん遊んで(いい意味で)弾いているのが、
リストが作曲(編曲?)した数々のオペラ等のパラフレーズだろう。

私、この手の曲は、大好きである。
内容が無いという人もいるが、
だいたい、すべての曲に内容や精神性を求めるのは、おかしいよなあ。
こういう曲があるから、コインの裏表のように、
ベートーベンの後期のソナタや、シューベルトの後期のソナタ等もあるのだ。(きっぱり)

今日は、花粉症の私としては、大変憂鬱な日だった。
ということで、もう何も考えず、リストのオペラパラフレーズを聴いている。

曲は、もうなんでもいいです。

有名な(一般的には無名だな)「ノルマの回想」
最後の部分は、気分がスッキリする「ドンジョバンニの回想」
ちょっとマイナーな「鬼のロベールの回想」
いやいや、気分は、爽快です。花粉症の鼻づまりも直りそうです。(笑)

まあ、そんな中で、今日の音楽日記は、昔から、有名な
「リゴレット・パラフレーズ」
有名なヴェルディのオペラの四重唱からの編曲である。
(編曲というより、完全な独立したピアノ曲の作曲ですな)

深い精神性なんて、まったくありません。
右手の華麗なスケールの中に浮かぶ、優雅な旋律。
絶対に自分は、弾けない粒のそろったスケール。
見るだけで、ため息がでる譜面。

心のそこから、「いいなあ」と思ってしまう。

この作品を弾くには、テクニックと、歌心と、遊び心が、絶対必要だ。(きっぱり)

確かにその後の作曲家は、もっともっと難しい曲を書いてはいるが、
この手の曲の先駆者としてのリストは天才だと思う。

ちなみに、リストと同時代に生きた、タールベルクという作曲家の作品も、
花粉症のいやな憂鬱感を吹き飛ばして入れる爽快な作品です。

しかしですね、
だいたい、鼻水をかみながら、クラッシック音楽を聴く場合は、
こんな音楽しかないですね(笑)


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コメント 2

なるたる

私は何度か書き込みしたようにリスト大嫌い、タールベルク大好き人間です。
でも「ノルマの回想」はタールベルクの同巧のパラフレーズより断然優れていると思うし、リゴレット・パラフレーズもまた素晴らしいと言えるだけの理性は備えている積もりです。こう言うところは出来るだけ公平でありたいです。

でも何が嫌いと言って、リストの無意味で虚仮威しのおどろおどろしいアルペジオのパッセージほど、私の心を苛立たせ、ささくれ出させ、不快な気持ちにさせるものを他に知りません。
これは殆どリストに対する呪詛ですらあります。
by なるたる (2007-09-04 20:42) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
うーん、リストはお嫌いですか?
私は、リストの傑作もあれば駄作も多いというのが気に入っているのです。
ただ、駄作が多いのは、同感ですが(笑)
駄作も好きですよ
by みどりのこびとちゃん (2007-09-04 23:05) 

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