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亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル) [ラヴェル]

今週は、なぜか、おとなしい静かな曲を聴く気分だ。
ということで、4日連続して、フランス音楽となるが、
今日は、ラヴェルのピアノ名曲を聴いてみようと思う。

ラヴェルのピアノ音楽といえば、「夜のガスパール」や「鏡」などが代表曲だが、
この「亡き王女のためのパヴァーヌ」は初期の超有名曲である

さて、ここで雑学クイズです。パヴァーヌとは、ラテン語で、ある鳥を意味します。
この鳥とは、何でしょうか?
 (ヒント:パヴァーヌとは、宮廷のゆっくりした舞曲です。
      この鳥がゆっくり歩く様子からきている言葉です。
      この曲のように、優雅で高貴で威厳をもった鳥です)
答えは、このブログの最後に・・・

この曲は、原曲はピアノ曲だが、作曲者自身の管弦楽編曲でも有名である。
しかし、管弦楽編曲しか知らない人は、ピアノでこの曲を聴くと違和感を覚えるだろう。
管弦楽は、イメージ的には、ぼんやりと、もわっとした雰囲気だが、
ピアノでは、旋律は、はっきりとし、主張のある音楽に聞こえる。
和声やアクセントもピアノと管弦楽では異なっているが、
なんといってもイメージが異なるのは最後の2小節である。
ピアノでは、フォルテシモで、堂々と終わる。
(管弦楽編曲は、消えるように終わりますよね)

「亡き王女」と「パヴァーヌ」という言葉のイメージからは、
管弦楽の方が、確かにイメージにあっている。
しかし、そのイメージにとらわれないで、ピアノを聴くと、
私は、この曲は、別の良さがでてくると思うのだがどうたろう・・・

しかし、CDで聴くと、ゆっくりした曲だけに、私でも優雅に弾けそうに思えるのだが、
(あくまで、思っているだけです(笑))
実際に、ピアノでちょっと弾くと、手が大きくないと、やっかいな曲だ。
プロのように、優雅にはとてもとても弾けない。
聴くだけにしておく方が無難だろうな

雑学クイズの答え
 答えは、孔雀(くじゃく)です。
 確かに、羽を優雅に広げ、ゆっくり歩くと、イメージは、宮廷の舞曲ですね。


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コメント 3

なるたる

ラベルは苦手ですが、この曲は分かり易くて好きです。
高雅で物憂い感じがとても宜しい。
管弦楽版・ピアノ版どちらも良い。
by なるたる (2007-09-29 15:29) 

Cecilia

パヴァーヌでどんな風に踊るのか気になっています。
確かに管弦楽はもわっと、ピアノははっきりした感じがしますね。
by Cecilia (2008-04-20 14:29) 

みどりのこびとちゃん

確かに、気になると、どんな踊りか気になります
孔雀みたいにおどったら、ちょっと滑稽かも(笑)
by みどりのこびとちゃん (2008-04-20 23:27) 

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