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オラトリオ【楽園とペリ】作品50(シューマン) [シューマン(ロベルト)]

さて、この音楽日記を始めて、何年か経つが、
まさか、シューマンの大規模声楽曲で、オラトリオを書くとは、思ってもいなかった。
もちろん、知らない曲を聴くのは、昔から好きで、
ピアノ曲の小品から、現代音楽まで、なんでも手を出してきたが、
実は、シューマンのピアノ曲は、苦手だったし、
また、声楽曲というジャンルも、そんなに聴いていなかった。

で、このブログの音楽日記を書き始めて、
シューマンのピアノ曲は、結構、苦手でなくなってきたし、
声楽曲は、聴くようになったし、
ブログで、いろいろとコメントをもらったり・・・
そして、歳をとるのも悪くない。
いろいろな音楽に出会える喜びと、楽しみが、まだまだある。
これは、うれしいことです。

で、今日の音楽日記は、シューマン作曲のオラトリオ【楽園とペリ】なのです。
この曲、私、いままで、まったく聴いたことがなかったのですよ。
で、なんで、よし聴いてみよう。となったかというと、
このブログによくコメントをくださる、Nさんの、超お勧め曲でして・・・、
それは、それは、絶賛されていました(笑)
それなら、自分の耳で聞いて、確かめなければ・・・
と、ずっと思っていたのです。

で、ちょっと前に、タワーレコードに行ったら、
1500円で、この曲のCDがあって、
これは、買わねばと・・・
(たまたま。財布の中に、お札があったのですね(笑))

まあ、雑談は、このくらいにして、
シューマン作曲のオラトリオ【楽園とペリ】の話をしよう。

最初に言っておきます。
この曲を聴いて、シューマンの見方も変わったし、
そんなことより、音楽が素晴らしいのに、感動ものです。

この曲は、独唱、混声合唱、管弦楽からなる、約1時間30分の大作で、
物語は、3つの部分よりなる。
曲は、全部で26曲もある。
知らない人もいると思うので、ものすごく簡単にあらすじを紹介しよう。
(詳しくは、ネットで調べてくださいね)

第1部
 楽園(天国)を追放されたペリ(妖精ですね)だが、
 楽園の門の天使の心を動かすものをもって来れば、再び、楽園に戻れることになる。
 そして、暴君に立ち向かったある若者の血をもっていく。
第2部
 尊い若者の血では、楽園への門は、開かなかった。
 そして、再び、ペリは、天使の心を動かすものを探す
 今度は、純愛にあふれた少女の死をもっていく。
第3部
 しかし、再び、楽園への門は、開かなかった。
 が、ペリは、気を取り直す。
 そして、今度は、罪人の心からの罪を償う涙を持っていく
 そして、この涙により、楽園(天国)にペリは、再び入る事を許される

とまあ、オラトリオだけあって、
もちろん、キリストの教えがあるとは、思うが、
別に宗教的な事をしらなくてもいいと思う。
そう、シューマンも、この曲について
「礼拝堂ではなく、朗らかな人間の為に作曲した」と言っている。

で、この大曲をまずは、ゆったりした気分で聴いてみた。
そして、最初の感想は、・・・

 ・最初の部分のなんときれいなこと
 ・シューマンって、対位法がうまいんだ(笑)
 ・オペラチックでドラマチックな部分もあるが、シューマンも言っているように
  この音楽、心がとても朗らかになる。
 ・とにかく、物語を知って、聴くと、さらに、その音楽に浸れることまちがいない
 ・ちょっと、比較するのも、へんだが、メンデルゾーンのエリアよりいいかも・・・
 ・シューマンが、私の作曲した最も美しい音楽と言ったらしいのも、十分納得できる。
    等々

もう、最初に通して聴いた段階で、この曲は、ただものではないものを
感じましたね。

で、実は、何回か、この大曲を、この数日間、ずっと聴いていたのです。
では、26曲の中から、印象に残った数曲の感想を、ちょこっと・・・

第1部
 第1曲
   天国(楽園)の扉の前に、追放されペリがいる。
   そんな情景が目の前に浮かんでくるような、美しい音楽で、この大曲は、始まる。
   何回か聴いてくると、この部分を聴いただけで、この物語に入ってしまう
   不思議だ。
 第4曲
   ペリが、天使の心を動かすには、なにがいいか考える音楽
   ここは、ちょっとオペラチックで、美しい。
 第5曲
   4重唱の雰囲気が、これまた美しい
 第9曲
   第1部の圧巻のフィナーレだ。
   この曲、全体では、下降音階が主に使用されているが、
   この部分は、上昇音階が、壮大に使用されており、
   開放感あふれる音楽が、展開される。
   そして、すばらしいフーガ!!!
   正直、シューマンがこんな音楽を書くとは、思っていなかったです。(すいません・・・)
   いやはや、音楽の力に、圧倒されます。

第2部
 第10曲
   あきらかに、1部とは、雰囲気の違う音楽になる。
   この雰囲気は、悲しみだろうか・・・
 第13曲
   人々が病気で死んでいく様子を見て、涙するペリの音楽
   この4重唱の雰囲気は、美しいのだが、その中に、感情がこもっている。
 第17曲
   第2部の終曲です。
   少女の愛の死で、静かにペリは子守歌を歌う。
   この静けさに秘められた思いが、音楽ですばらしい

第3部
 第18曲
   第3部の始まりは、リズムあふれるちょっと陽気な雰囲気で始まる
   この雰囲気は、また第1部、第2部とは、対照的な始まり方だ。
 第20曲
   ペリの嘆きの部分の前半と、ペリが気を引き締めて、力強く歌う後半
   の対比がすばらしい。
   後半の歌は、思わず、歌いたくなりますね。
 第22曲
   まるで、オペラを聴いているような感じ。短いけどなかなかです。
 第24曲
   透き通るような美しさをたたえた、賛美歌風の合唱です。
   敬虔な音楽で、この部分は、きわだっています。
 第26曲
   ペリは、ついに楽園(天国)に帰ってくる。
   喜びに満ちあふれた、ソプラノ独唱が歌い喜び感謝する。
   そして、それと合唱と管弦楽が、さらに、その喜びを盛り上げる。
   ここのペリの喜びの歌も、思わず歌ってしまいますね。
   そして、この曲は、大円団を迎える。

さて、今日は、随分長い音楽日記になってしまった。
で、もう一度書こう。

この曲、音楽が素晴らしいのに、感動ものです。
そして、音楽で、幸せになれるし、心が朗らかになる。
是非、聴いたことの無い人は、騙されたと思って、一回聴いてみよう。
ここには、ロマンあふれる美しい音楽があふれています。

ははは、私も、こんなに、夢中になって曲を聴いたのは、
何年ぶりだろう・・・

では、最後に、
【楽園とペリ普及委員会】喜んで入りますよ(笑)



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なるたる

このブログによくコメントをくださる、Nさんで~すww。

詳細な感想は改めて入れるとしてだな、「あそびの音楽館」を今すぐ見られよ。
「楽園とペリ」の2台のピアノ版の勇姿をとくとご覧あれ!
つい最近、驚異の第9曲がUPされたばかりじゃ。
ワシの絶賛の声もな、話はそれからだw。
by なるたる (2008-07-12 02:23) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、早速のコメントありがとうございます。
「あそびの音楽館」見ましたよ。聴きましたよ。
いやいや、ここの管理人さんは、すごいですよね。
「楽園とペリ」を連弾用に編曲してしまうですから・・・
管理人さんは、ずいぶん謙遜していましたが、
すばらしい出来ばえだと思います。
で、第9曲も、もちろん聴きましたよ。
(なるたるさん絶賛の声も見ましたよ(笑))

ピアノの音にすると、細部は、明快になるが、
音色の変化が無い分、同じ音程での動きがつらい部分もあります。
しかし、この編曲は、うまいです。
ただ、個人的には、ペダリングの余韻がちょっとだけ
不自然に感じるとこもあります
まあ、こんなささいなことは、どうでもいいです。
すいません。

しかし、【楽園とペリ】教えてもらって、感謝です。
ちょっと、まだ、はまっていますよ。

by みどりのこびとちゃん (2008-07-13 00:50) 

なるたる

大層この曲が気に入られたみたいで、私も紹介した甲斐がありました。
「つまんねえ曲」とか言われたらどうしようかと気を揉んでいましたが、まずは重畳、重畳。
私の審美眼に狂いはありませんでした、エヘン、偉いでしょw。

と冗談はさて措いて、
この曲は一度気に入ると、何度も繰り返し聴く魔力を秘めているようです。
私も曲を知って何年にもなりますけど、未だに一日一回は聴かないと落ち着かない。
麻薬の禁断症状に近いものがあります、恐ろしいですw。
ここまで夢中になって一つの曲を聴き倒すことなんぞ、最近は絶えてなかったことです。
そして、曲により近ずくには、スコア片手にしながらの鑑賞が望ましいw。
ピアノ伴奏版のスコアがEdition Peters社から出版されているので、是非とも購入をお勧めします(4,500円くらいです)。
私のスコアは、見過ぎてもう黒ずんで綴じ目が解れてボロボロですw。

そして同じ曲の聴き比べを基本的にしないはずの私が、この曲だけは8種類もの違った音源を持っています、もう殆どビョーキですw。
実を言うと、絶対お勧めの音源がありまして、何が何でも聴いていただきたかったんですが、残念ながら廃盤です。

Henryk Czyz指揮 Duesseldorfer Symphoniker
ペリ役をエッダ・モーザーが演じた演奏です。
モーザーの清冽で自然な作為のない美声がとても素晴らしい。
言葉持つニュアンスの一つ一つを実に良く理解していて、彫琢の大変深い惚れ惚れするような歌心に満ちています。
これを聴いて一遍でモーザーのファンになりました(この曲の演奏の良し悪しは、ひとえに主役のペリと独唱陣にかかっていると思います)。

シューマンがこの曲に託す思いには格別のものがあったようですね。
トーマス・ムーアの原作「ララ・ルーク」がおそらく大変魅力的で、東洋を題材にした詩の描き出すペリの物語に、繊細で鋭敏な詩心をもつシューマンのインスピレーションが大いに触発されたのでしょう。

しかしいくら「礼拝堂ではなく、心朗らかな人間のために作曲した」とは言え、ペルシャの妖精やら、アラーの神やら、キリスト教徒とは全く関係のないエジプトやインドやシリアの出来事を描いたこの詩を、オラトリオに仕上げてしまうシューマンの発想は大胆ですよね。
なんかこの曲全体が、「オリエンタリズムに乗っかったキリスト教的な贖罪
の物語」であって、キリスト教の宗教的な傲慢さを押し付けられているような
奇妙な気持ちになったこともまた事実ではあります。
ハイブリッド、折衷案なのかな?
キリスト教的に味付けされた世界ではなく、純粋に異国譚としての世界を楽しみたかった気もいたします。

対訳を読むと実に素晴らしい詩的表現に満ちていて、わくわくどきどきするようなロマンティシズムあり、異国情緒あり、叙事詩的なところもあり、キラキラと輝く宝石を眺めているような趣があります。

天の楽園を追放されたペリの悲嘆、ペリの真剣な捧げ物探しの旅と天の楽園への焦がれるような思い。
捧げ物が天の楽園に受け入れられない嘆きと絶望、健気にも気を取り直して次の捧げ物を捜しに行くことを決意するペリの健気さ、降り立った折々の地で繰り広げられるの人々の行動の気高さ、決してめげないペリのチャレンジ精神・虚仮の一念、そして最後に遂に楽園に迎えられるペリの爆発的な歓び…、最上級の言葉で綴られた物語の綾織の素晴らしさは、「この曲の成功はある程度約束されていた」と言って良いかもしれません。
要は題材が良いのです。

シューマンがこの詩につけた音楽も普通ではない。

・ワーグナーに先立つライト・モチーフの採用(第1曲の管弦楽の冒頭主題で す)。
・管弦楽と歌の渾然一体となった、うっとりするくらいの瑞々しいロマンティ  シズム。
・びっくりするくらいの美しい旋律の多さ。
 多分美旋律の割合ではシューマンの作品中随一と言っても良いかもしれ ない、しかも覚えやすくて深く心に沁みる旋律が沢山沢山あります。
 作曲の霊感が最高に高まった時のような気がします。

ペリのソプラノはくっきりと際立ち、他の独唱陣も魅力的な役柄を与えられて、十全に力が発揮出来るよう曲が宛てがわれている。
おまけに重唱と合唱の素晴らしさは特筆ものです。
言葉(詩)と旋律が融然一体となって素晴らしい効果を醸し出している。

作曲当初から、シューマンのこの曲への思い入れが尋常なものではなかったことは、シューマンの日記からも覗えます。
何度もめげそうになりながらも、「絶対努力は無駄にはならない」と自分を励まして作曲を続けたことも、成功への絶対的な確信があったればこそでしょう。
発表されるやたちまちドイツ中に広まり、シューマンを名実ともに一流の作曲家に押し上げたということは、当時の人々の間でも、この曲の類稀れな美しさは強烈な印象を残したと言うことでしょうね。
交響曲第1番(生前の上演回数53回)につぐ50回の上演とは、単なる声楽曲にとっては破格の評判であったのでしょうが、現在のこの曲の知名度を考えると想像も出来ません。

何故こんなにも素晴らしい曲が今では演奏もされないばかりか、その存在さえ一般の音楽ファンには知られていないか、その理由は知る由もありませんが、「この曲はもっと沢山の人に聴かれるべき真のシューマンの大傑作である」と思っている私は、事あるごとにシツコイくらいにこの曲の魅力を伝え続けておりますw。

うーむ、興奮のあまり、曲の各論には触れずじまいだったw。
無駄に長いしw。
でもって各曲の感想は次回に持ち越し、異例の二本立てといたします。















by なるたる (2008-07-13 18:36) 

なるたる

追記。
「楽園とペリ」でシューマンの管弦楽伴奏付き声楽曲に開眼されたのなら、是非次は「ゲーテのファウストからの情景」・「ばらの巡礼」・「レクイエム」・「ミサ・サクラ」・「ミニョンのためのレクイエム」などにも挑戦なさって下さい。

とりわけ「ファウストからの情景」の第3部の神秘性・旋律の素晴らしさの虜になっていただきたい。
幽玄漂う天上の世界の目も眩むような音楽で、間違えなくあの世へ行けます。
丹波哲郎の「大霊界」も真っ青の世界ですw。
アバト指揮の音源がオススメです。
by なるたる (2008-07-13 19:21) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさんの熱い思いの入ったコメント、ありがとうございます。

いやいや、本当にこの曲を紹介してもらって感謝です。
フルスコアを買おうと思いましたが、取り寄せで、1万以上・・・
これは、ちょっとあきらめて、
ピアノ伴奏版スコアかな・・・

なるたるさんが言っているように、題材がいいです。
確かに、贖罪の涙 で最後は、門が開かれる訳で、
そういう意味からいうと、キリスト教的なのですが、
ペリが、いろいろな場所に行き、体験し、
健気に、がんばる姿は、物語として、とてもおもしろい。
そう、それに音楽がいい。
これは、はまります。

まあ、この音楽日記を読んで、この傑作を一人でも、多く
聴いてくれれば、いいなあ(笑)

「ファウストからの情景」もちろん、聴きますよ
by みどりのこびとちゃん (2008-07-13 23:43) 

Cecilia

聴いたことないのですが、almaさんが最近書いていらっしゃいました。
http://ariadne-auf-naxos.blog.so-net.ne.jp/2008-07-09
皆様のお勧めの曲なので是非聴いてみたくなりました!
by Cecilia (2008-07-14 06:09) 

みどりのこびとちゃん

Cecilia さん、コメントありがとうございます。
そう、多分、この曲、無名だけど、
旋律の美しさ、物語の内容、ともに
聴くと、結構、皆さん、やみつきになる曲だと思います。
ただ、残念ながら、NMLにないのが難点ですね(笑)


by みどりのこびとちゃん (2008-07-14 23:42) 

なるたる

性懲りもなく、「楽園とペリ」を聴きながら書き込みを入れていますw。

さて曲の各論に触れようと思ったけれど、放っておいたら絶対全26曲について長々と薀蓄を垂れることは必至で、間違いなく顰蹙ものなので、思い切って曲ごとの紹介は割愛しますw。

考えてみれば、「楽園とペリ」の全26曲はどれも素晴らしい傑作で、私は「好き」と「大好き」と「死ぬほど好き」の三種類しかないw。
従って気に入った曲に触れるのは不可能と判断いたしましたw。

この曲の完成度は恐ろしく高いと思います。
曰く、「深々と清冽なロマンティシズム」がこの曲の持ち味なのでしょう。

ピアノ伴奏版のスコアを購入すれば、また新しい発見もあることでしょう。
この曲の深い魅力の数々は、スコア片手にご自身の目でお確かめ下さい。

とは言えそれじゃあまりにも何だから、三曲ばかり触れます。

・第1曲の冒頭主題(私は勝手に序曲と呼んでおります)、この曲全体のライト・モチーフですね、はピアノ伴奏版のスコアを見る限り、ピアノ曲としても大変素晴らしいことを発見。
曲名を伏せて演奏したら、その美しさで観客の興味を引くことは間違いなしのとってもロマンチックな旋律ですね。
ひょっとして、みどりのこびとさんも次の演奏会のアレンジ品目として、密かに演奏を考えていたりしてw。
さほど難しくないので、私も演奏にチャレンジしてみようかな…。

・第23曲は、ペリとテノールの歌の中に驚きの「三重付点二分音符」が結構頻繁に出てきます。二分音符の後に付点が三つも付いた奴。
勿論こんなの見るの生まれて初めて。

・第25曲の冒頭旋律はバッハの「音楽の捧げ物」の変形。
バッハへのオマージュでしょうか。
神秘的で瞑想的で沈鬱な響きで、これがまた素晴らしいです。

実は最近メンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」のピアノ伴奏版(第2部のみ)を手に入れてみたんですよ。
原曲はあんなに壮大な響きなのに、伴奏部(=オーケストラ部)は至って簡素、いっそのこと素っ気ないくらいにスカスカでしたね。
重音やスケールやアルペジオは勿論ありますが、凝ったところが全然なくて、素直と言っても良い書法。
声楽部分と伴奏部分がはっきりと区分けされていて、お互いの領域を侵すと言うことが非常に少ない。
伴奏はあくまで伴奏に徹して、声楽部を押しのけて勝手な自己主張をしない。あくまで従の位置を守っている。

翻って「楽園とペリ」のスコアを見ると…。

・伴奏部が充実していて、しばし伴奏が曲の性格、進行を決定ずける。
・しかも声楽と伴奏が不可分の関係にあり、両者は完全に融合している。
・伴奏の書法は複雑で、純粋なピアノ曲にしてもおかしくないほど凝っている。

このような特徴があるように思います。

特に、歌と伴奏が完全に溶け合って一つの大きなアトモスフェアを形作っていると言うのは、シューマンの歌曲に見られる大きな特徴で、単純な主従関係に置き換えられない一体感があるんですね。

でも、こう言う構成の曲は編曲家泣かせのようでして、つまりは伴奏と主旋律の区別がつけられず、メリハリのない、のっぺりとした曲になってしまい勝ちです。
勿論、単一な音色しか出せない、音の減衰するピアノで合唱部分や重唱部分を編曲する際の、各パートのハーモ二ーの響き分けの困難さはまた別問題としてあります。
「旋律と伴奏の主従関係の垣根を感じさせない曲の構成は、ピアノ版に編曲する時に多大な労苦を要する」と「あそびの音楽館」の管理人氏がいみじくも言っていましたが、それくらい両者不可分の存在と言うのは、編曲する際やっかいなものらしいです。

でも原曲だから関係ない。
この曲の全体を覆う瑞々しいロマンティシズム、歌声が実に心に染み入るように響くこと、一つ一つの曲の清冽と言って良い鮮やかさ、情景がくっきりと目に浮かぶこと、曲への一体感、感情移入の大きさ、これらの背景には
伴奏と声楽が渾然一体となった、音の魔術のようなものを感じます。

シューマンでなければ、このような感動に満ち溢れた、類稀れな美しさを持つ曲は作れなかったのではないか、とも思います。

私は長年、管弦楽伴奏付き合唱曲ではブラームスが一番と思っていましたが、「楽園とペリ」を聴くようになってからは、シューマンに鞍替えしつつあります。
ブラームスの燻んだ響きは、シューマンの響きの鮮烈さ・切り口の瑞々しさの前では道を譲らざるを得ません。
とは言え、ブラームスの「ネーニエ(哀悼歌)」・「アルト・ラプソディ」・「運命の歌」の美しさは別格です。

特に「ネーニエ(哀悼歌)」のハーモニーの素晴らしさは特筆ものです。
絶対に聴いて頂きたく思います。
更に欲を言えば、サン=サーンスのオラトリオ「大洪水」も大変美しいので、是非お聴きになってみて下さい。


by なるたる (2008-07-15 22:08) 

なるたる

追記。
>シューマンって、対位法がうまいんだ(笑)

何と言うバチ当たりなことをw。
シューマンは対位法の鬼です。

by なるたる (2008-07-15 22:49) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、再び熱いコメントありがとうございます。
シューマンの別の大規模声楽曲も聴いてみようと思います。
シューマンのピアノ曲の作曲書法については、
私は、まだ、ちょっと、苦手もありますが、
楽園とペリに関しては、まったく、違和感が感じられません。

サンサーンスの「大洪水」ですか?
まったく聴いたことはありませんが、題名がいいです(笑)
by みどりのこびとちゃん (2008-07-16 23:06) 

なるたる

私の望みと言うか目標は、みどりのこびとさんを「シューマンおたく」にすることです。
勿論全てのジャンルに亘ってです。
まだまだ先は長いですw。

これからも精進を続けますw。
by なるたる (2008-09-10 21:05) 

みどりのこびとちゃん

ははは、シューマンおたく!ですか・・・
うーん、最近やっと、シューマンは、聴けるようになっただけなので、
きっと、先は長いですよ(笑)
ご存じのように、私、シューマン 苦手です。

「楽園とペリ」の一部分、いつか、マンドリンオケでやってみようかと、
壮大な計画も進行中・・・ちょっとだけ・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-09-12 00:35) 

なるたる

>「楽園とペリ」の一部分、いつか、マンドリンオケでやってみようかと、
壮大な計画も進行中・・・ちょっとだけ・・・

どんな曲が選ばれるのか興味深々です。
ひょっとして、良いとこ取りのメドレーなのかな?
出来上がったら教えてくださいw。
by なるたる (2008-09-13 02:12) 

なるたる

大分前に買い込んでそのままになっていたシューマンの唯一のオペラ、「ゲノフェーファ」を聴いてみました。

シューマンにオペラがあることを知らない人(往々にしてシューマンファンを自認する人でも)は多いですが、シューマンの合唱の素晴らしさに目覚めて
以来、いつかはこの曲を聴いてやらねばと思っていました。

生前は大して評判を呼ぶことのなかった不遇のオペラですが、「楽園とペリ」の成功に気をよくしたシューマンが、今度はオペラ作家としての人気を勝ち得て、自らの声望を磐石のものにしたかったであろう事は、想像に難くありません。

ただシューマンは、元々オペラには興味があったらしく、断片のまま終わったオペラ(海賊船)もあり、色々と台本を渉猟してオペラをものしてやろうと言う強い願いはあったようです。
「楽園とペリ」も元々オペラ化の構想の下に着手されたものでした。

曲はシューマン独特のロマン性と美しい旋律に満ち溢れたもので、一聴していわゆるシューマンらしさが歴然です。
他の誰にもないシューマン独特の歌世界が拡がっています。

独唱、特にソプラノの透明感と旋律性は、そのまま「楽園とペリ」の延長線上にあるもので、きりりと際立つ独唱の鮮烈さは、この曲を他の作曲家とは大きく隔てる特色のあるものにしています。

勿論、重唱・合唱・管弦楽の素晴らしさは言うまでもありません。
序曲は悲劇的な要素に満ち、迫力と美しさを兼ね備えています。
オペラだけに独唱にかかる比重も大きく、主役のゲノフェーファと悪漢の男性ゴローや領主のジークフリートなどの掛け合いも劇的迫力に満ちています。
ロマン派のオペラとして、決して遜色のあるものではありません。

一言で言って大変気に入りました。
実に美しい音楽であり、巷間の不人気が不思議なくらいの出来栄えだと個人的には思います。
よろしければ、騙されたつもりでお聴きになってみても、損はないと思います。

そのうち「ゲノフェーファ普及委員会」も作ろうかと、半ば本気で考えていますw。

by なるたる (2008-10-04 18:49) 

なるたる

追記。
但し、筋書きはありきたりと言うか、ステロタイプ。
なんの捻りもなく、ストーリーとして些か物足りない。

この曲は音楽の素晴らしい美しさを堪能するもので、劇は別になくても良いw。

by なるたる (2008-10-04 19:20) 

みどりのこびとちゃん

シューマンのオペラですか?
うーん、まだそこまで、踏み込め無いなあ・・・
あれから、「ファウストの情景」だけは、何回か、聞きました。
そのうち感想入れます。

マンドリンオケでの「楽園とペリ」
うーん、皆を説得するのが難しそうです(笑)

by みどりのこびとちゃん (2008-10-04 23:39) 

なるたる

追々記。

この曲はワーグナーが批判を加えた事で有名ですが、ワーグナーならさもありなんと納得します。
要するに筋書きが単純でお粗末なのです。
ワーグナーなら間違いなくドロドロのしつこい悲劇仕立てにしていたところです。

音楽は実に美しいのにね。

多分ストーリーのお粗末さが、人々に受け入れられなかった最大の理由と推測します。

序曲の後に続いて歌われる合唱の雰囲気は、ワーグナーの「マイスタージンガー」第1幕の前奏曲の後に歌われる合唱のそれに酷似しています。

繰り返しますが、音楽そのものは頗る美しいです。
by なるたる (2008-10-04 23:40) 

てぃろせ

すみません。お二人のお話に分け入るようで。
なんてグッドタイミングに、たった今、以前購入したけどほったらかしにしていて聴いて無かったジュリーニも「楽園とペリ」を聴きながら、あぁいい曲だなと思いながら、ウェブをいろいろ眺めてたら、このブログにきました。
 「ファウストの情景」は以前から聴いてました。控えめなリリシズムが好きです。
 あまり曲を分析的に書く知識は無いので、感覚できいてますが。シューマンいいですねぇ。
by てぃろせ (2008-10-05 23:27) 

なるたる

>>てぃろせさん。

ジュリーニのペリは、ペリ役のマーガレット・プライスのメリハリの利いた美声、感情の濃さ、合唱のハーモニーの分厚さ、管弦楽の彫琢の深さ、劇的表現の巧みさ等で素晴らしい演奏なのですが、残念なことに複数の曲で大胆なカットがあります。
特に最終の26曲は、合唱部分を中心に数十小節、演奏時間にして2分以上もバッサリ削られていますし、終わり方も他とは違います。

この曲の素晴らしさを堪能するには、是非完全盤をお聴きになってください。

勝手な口出し、大変失礼しました。

by なるたる (2008-10-06 02:37) 

みどりのこびとちゃん

てぃろせ さん、コメントありがとうございます。
そして、なるたるさん、フォローありがとうございます。

てぃろせさん、私は、ジュリーニ版をよく知らないので、
なんともいえませんが、
「楽園とペリ」自体は、すごくいい曲だと思います。
私のシューマン感を変えた曲かもしれません。

ちなみに、私の聴き方も感覚ですよ(笑)

by みどりのこびとちゃん (2008-10-06 23:50) 

なるたる

>>マンドリンオケでの「楽園とペリ」
うーん、皆を説得するのが難しそうです(笑)

そこはホレ、指揮者の権威と実力+独裁制で、有無を言わさず押し切っちゃってくださいw。

「ごちゃごちゃ言うな、良いものは良いんだ。オレが決めたんだから皆従え!」ってねw。

by なるたる (2008-10-08 21:29) 

みどりのこびとちゃん

いいなあ、言ってみたいなあ、その言葉・・・
でも、いいオーケストラは、ある意味、独裁国家かも・・・

by みどりのこびとちゃん (2008-10-08 22:56) 

なるたる

ここんとこずっと、「ゲノフェーファ」に聴き浸りです。

いや凄いやこのオペラ、「ファウストからの情景」以上の掘り出しものです。
独唱・合唱の輝かしさが半端じゃありません、実に美しい。
ロマンチックながら、半音階を多用した旋律も神秘的な雰囲気を醸し出して
います。
そして全体に漲る緊迫感にゾクゾクします、極めてドラマチックです。
加えて、ゲノフェーファ役のエッダ・モーザーの歌声の透明で美しいこと。
フィッシャー・ディースカウ、ペーター・シュライヤーなどの男性陣も実に鮮烈、「ファウストからの情景」よか多分インパクトありますよ。

CDは指揮 Kurt Masur Gewandhausorchester Leipzig (Berlin Classics 0026562BC)

やっぱり「ゲノフェーファ普及委員会」作っちゃおw。

by なるたる (2008-10-10 00:29) 

みどりのこびとちゃん

そうですか、
まだまだ、シューマンのオペラまでは・・・
そのうち、(っていつかわからんけど)
「ファウストの情景」は、書きますよ
by みどりのこびとちゃん (2008-10-11 01:13) 

なるたる

まあ別に、何が何でも「ゲノフェーファ」をおススメしいてるわけではないんで…w。
聴きなれない人には確かにとっつきにくい。

でも「サムソンとデリラ」だけは聴いてみてね。
但し、ご紹介したCD以外で聴いても、正直さほど感動しないと思います。
デリラの声の質がまるで違います。
ソプラノに近いメゾソプラノの、割と高い声のトーンなのです。
これが実に耳に心地良く、官能的です。
他の歌手の、低い地の底を這うようなトーンとはまるで違う艶やかさが
あります。

歌手名は「アグネス・バルツァ」ですよ。



by なるたる (2008-10-11 15:24) 

なるたる

あそびの音楽館の「楽園とペリ」全26曲のピアノ編曲が、本日遂に完成しました。
ともかく目出度いです、大快挙です、嬉しいです。

by なるたる (2008-12-03 02:16) 

みどりのこびとちゃん

ついに完成ですか。
すばらしい。
最後を聴いていないので、聴いてみます。
なには、ともあれ、あそびの音楽館 の管理人さんは、
すごい快挙ですよね
by みどりのこびとちゃん (2008-12-05 00:24) 

なるたる

全く関係ないのですが、今マルシュナーの「吸血鬼」のコメントを考えながら、シューマンの唯一のオペラ「ゲノフェーファ」を聴いています。
やはり、この曲は何があっても、是非とも聴いていただきたい。
おそらくは高い確率で、気に入られることと思います。
「楽園とペリ」と同等以上の愉しみと充実感を与えてくれることは、保証いたしますとは言い切れませんが…w。

でも旋律の美しさは際立っています。
私は長い間シューマンと付き合ってきて、漸く最近になってシューマンの真髄はまぎれもなく大規模合唱曲にある、との思いを強くしております。
「楽園とペリ」・「ファウストよりの情景」・そしてこの「ゲノフェーファ」はシューマンの作品にあって、最早「私のシューマン」を語る上で外せないものになっています。
これが、長年シューマン命(ブラームスもあるけどw)と考えてきた私の、最終結論です。

ともかく、一度お聴き下さい。
但し、私のお奨めする音源は唯の一種類だけです。
これ以外ははっきり言って感動とは無縁の、気の抜けたサイダーです。
実に喩えるべくもなく素晴らしく圧倒的です。
他の録音とは物が根本的に違います。
これほど素晴らしい録音は皆無と断言出来ます。

クルト・マズア指指揮
ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団
ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
ペーター・シュライアー
エッダ・モーザー (CD番号 Berlin classics 0020562BC)











by なるたる (2009-05-19 20:08) 

なるたる

最後の「何」は無視して下さいw。
単なるミスです。
by なるたる (2009-05-19 20:11) 

なるたる

追記。
最近、メンデルスゾーンの「エリア」を聴きかえしてみました。
シューマンの大規模声楽曲を聴いた後では、深刻なテーマであっても、影の薄い上っ面の音楽のように聞こえてなりませんでした…orz。
by なるたる (2009-05-19 21:16) 

みどりのこびとちゃん

オペラ「ゲノフェーファ」、必ず、聴きますよ。
ちょっとまっていてくださいね。

シューマンの曲は、そんなに苦手でなくなってきました。
というより、いいですね
(なるたるさんの影響かも・・・(笑))

by みどりのこびとちゃん (2009-05-20 00:02) 

なるたる

捜していた「楽園とペリ」の貴重な映像をyoutubeで見つけました。
9・20・23・24・25・26曲の良いとこ取りの選曲です(24曲のみ演奏者が別)。

曲の出来栄えは(?)で指揮者も悪乗りし過ぎですが、珍しいのでまあどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=MQ_AzXR6i94
http://www.youtube.com/watch?v=q1QGpHx4ANo
http://www.youtube.com/watch?v=i3Czida8z3Q
http://www.youtube.com/watch?v=whcaNI4BN8A
http://www.youtube.com/watch?v=9mbBM53DzbU
http://www.youtube.com/watch?v=PhOHDEH7rI8
by なるたる (2009-12-15 01:35) 

なるたる

追々記。

因みに、この練習風景の合唱団は「スウェーデン放送合唱団」と言い、「合唱団のベルリンフィル」とも呼ばれるほどの超一流の合唱団です。
おそらく合唱団としての実力は世界一でしょう。
練習を聴いただけでもその類まれなハーモニーは十分伝わって来ます。
勿論独唱陣も素晴らしいですが…。

「楽園とペリ」の録音CDがないのがまことに残念です。
by なるたる (2009-12-15 11:38) 

みどりのこびとちゃん

なるたる さん、情報ありがとうございます。
まだ全部は、見ていませんが、なかなか面白いです。
(演奏者の方が気になったりして・・・)

練習風景、面白いですね。
それに、演奏がすばらしい。
言葉がわかるともっといいのですが・・・
これも、今度ゆっくり見ます。

ところで、マンドリンの演奏会で「楽園とペリ」の一部分をやる計画は、
来年は、なしです。
また次ですね
by みどりのこびとちゃん (2009-12-15 23:51) 

なるたる

ふふふ、私の生きているうちは楽園とペリの演奏は無理かなw。
by なるたる (2009-12-17 19:29) 

なるたる

おまけ。
「ファウストからの情景」の一部分も見つかったので、ついでに…。
http://www.youtube.com/watch?v=ekDMDbXJeSw

クラウディオ・アバド指揮、ベルリンフィル、スウェーデン放送合唱団他による演奏です。
私のオススメの演奏で、CDもこれを聴きましたし大変な名演です。

曲の本質たる第3部の、第4曲「天使に似た教父」による独唱と「昇天した天使たち」・「天使たち」による合唱のシーンです。
「天使に似た教父」のバス・バリトンが実に素晴らしいです。
惚れ惚れいたします。

歌手はBryn Terfel(ブリン・ターフェル)、イギリス人です。
バス担当の声質からして六尺豊かな大男を想像していたし、実際CDの写真でもそのような印象を受けてはいたのですが、…本当にガタイの良い髭もじゃのクマゴローでしたw。

「昇天した天使たち」の歌声は女性かと思っていたら、少年でしたよ。
これはこれで、一生懸命でほほえましいですね。

もう一つは、第2部第6曲の「ファウストの死」のシーン。
ファウストが「その言葉を言ったら命を奪う」、とメフィストフェレスに警告されていた、「全てよ止まれ、おまえはこの上なく美しい」と言って死んでしまう有名なシーンです。
http://www.youtube.com/watch?v=2II7wW-OhKI&NR=1

ファウストのそのセリフの部分が聴きどころなのですが、こちらは役者も演奏者も全くの別物で、重さに欠け感興も感動も中途半端でした。
字幕もイタリア語だしw。

その他、「ゲノフェーファ」もありましたが、音楽はともかく演出が余りに酷いので割愛します。

by なるたる (2009-12-18 20:13) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、マンドリンでの「楽園とペリ」
ずっーと、待っていてくださいね。
まあ、いつか、やる日が来るかも・・・

で、「ファウストの情景」ですが、
映像付きの方が、聴きやすいかも?
この曲、なかなか、最後まで、通して聴けません。
by みどりのこびとちゃん (2009-12-20 23:02) 

山枡信明

今度バンベルク交響楽団に招かれて「楽園とペリ」の合唱を歌いに行きます。初めて歌う曲です。指揮はダニエル・ハーディング。楽しみです。
by 山枡信明 (2016-02-22 22:04) 

レアーナ

はじめまして。ときどきシューマンの記事を読ませていただいていました。
そうしたら、新しいコメントが。
山枡信明様が、歌われるのですか、まあ何てすてきなこと。
飛んでいきたいですよ、羽があったら。
生きている間に一度でいいから、演奏を直に聴いてみたいです。


by レアーナ (2016-02-23 00:19) 

みどりのこびとちゃん

山枡信明さん、コメントありがとうございます。
この曲、歌われるのですね。
すばらしい。いい曲ですよね。
by みどりのこびとちゃん (2016-02-25 23:08) 

みどりのこびとちゃん

レアーナさん、コメントありがとうございます。
そうですねえ、なかなか演奏されない曲ですから・・・
私も実演聴いてみたいとこです
by みどりのこびとちゃん (2016-02-25 23:09) 

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