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【調和の幻想】より第6番 イ短調(ヴィヴァルディ) [ヴィヴァルディ]

さて、今日の音楽日記も、
私の出演する演奏会(マンドリンオーケストラ)で演奏する曲である。

今日の音楽日記は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集【調和の幻想】より、
第6番イ短調 である。

さて、ヴィヴァルディは、400曲程度?の協奏曲を作曲したと言われている。
そして、ヴァイオリン協奏曲は、300曲程度?あるらしい。
(この数は、よくわからないですねえ。いろいろな説があるみたいで・・・)

その中で、最も有名なのは、【四季】であることは、間違いない。
しかし、次に有名なヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲というと、
この【調和の幻想】第6番かもしれない。

この原題の訳が、【調和の霊感】であったり、【和声の霊感】だったりいろいろあるが、
全12曲から、なるヴァイオリン協奏曲集であり、4~1台の為の協奏曲が
並んでいる。

ヴィバルディの曲集にしては、珍しく、全12曲を続けて聴いても、
それぞれ、響きや構成や音楽が異なっていて、飽きることがない。
(新しい響きの曲も、古めかしい響きの曲もあるし、フーガもあったりいろいろです。)

この曲集は、イ・ムジチなどのすごくまっとうな演奏から、古楽器を使った演奏、
はたまた、N.ケネディのように自由奔放な演奏と、音源は、よりどりみどりだ。
そのどれもがおもしろい。

さて、第6番イ短調である

第1楽章・・・すっきりとした、これぞバロック音楽という楽章
第2楽章・・・ソロの歌だけにかかっている、霊感が感じられる音楽?
第3楽章・・・ソロの技巧を見せるちょっとだけ派手な音楽

しかし、技巧的には、多分簡単だ。
本などには、ヴァイオリンを習う人は、必ず弾く曲とも書いてあるが、
本当にそうなのだろうか?
(まあ、確かにポジションの位置も簡単だ。)

しかし、この曲に限らず、
バロック音楽は、聴くより、演奏して、合奏する方が楽しいと思うのは、私だけだろうか?
もちろん、バロック音楽を聴くというのも、楽しいが、
バロック音楽をみんなで合わせて演奏するというのは、
音楽の楽しみの中でも最上級のものだと思う。
コンサートでは、聴かせることが重要だが、奏者も演奏していて楽しい。
(うーん、これは弾く方でないと、わからないかなあ・・・)

さて、今度の演奏会では、もちろん、我がマンドリンオケの誇るコンマスが、
ヴァイオリンではなく、マンドリンのソロでこの曲を弾く。
(ちなみに、マンドリンの調弦もヴァイオリンと同じ、
  G(ソ)-D(レ)-A(ラ)-E(ミ)なので、弾きやすいのです。)

マンドリンでのこの曲は、ヴァイオリンよりもキラキラして、明るく華やかだ。
イタリアの青空を感じさせる。
ヴィヴァルディの音楽は、マンドリンでは、すごく合う。
一聴の価値は、ありますよ(なにげに宣伝している私・・・笑)

さてさて、ソロは、いいのだが、伴奏が100人のマンドリン系楽器とギターなんだなあ、
これが、なかなか調和しないんだなあ、これが・・・・


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藤

こんばんは!はじめまして^^

私は今クラシックギター部に所属しています。

ヴィヴァルディいいですね!
わたしはヴィヴァルディ大好きです。

今年の“全国高校ギター・マンドリンフェスティバルinすいた”に出場しました!

わたしの部は
調和の霊感OP3-7 adagio allegro adagio allegro を演奏しました(たしかこんな曲名だったはず;)。

トップとまではいきませんでしたが優秀賞をいただけました!
来年はトップをとれるように一生懸命毎日練習をしたいと思います。

すみませんが読者にならせていただいても構いませんかね?^^;

よければわたしのブログにもお立ち寄りくださいませ^^

長文失礼しました。
by 藤 (2011-10-21 21:46) 

みどりのこびとちゃん

藤さん、コメントありがとうございます。
おおっと、クラシックギター部ですか・・・
実は、うちの娘も高校で、クラシックギター部です
(でも、クラシックバレエの方がいそがしいけど・・・)
クラシックギターの響き、ソロもいいのですが、
合奏もなかなかいいですよね。

ブログも読みましたよ。



by みどりのこびとちゃん (2011-10-23 01:00) 

 Lonesome_Bird

お久しぶりです。(以前ブラームスで。。)私はブラームス、プロコフィエフ、
ルイジノーノ、そしてヴィヴァルディがすきです。
ヴィヴァルディが好きになったのはごく最近です。というのは、この6番のコンチェルトを小学生のころヴァイオリンの習い(当時は音楽教室とは呼ばなかった)で弾かされて、このけたたましい音(自分がノコギリ演奏だったからですが)にすっかりヴィヴァルディが嫌いになってしまったのです。
「四季」のDiscも当時はまだなかったですし、ヴィヴァルディアレルギーはその後ずーーと最近まで続いていました。
ふとしたことで RV157 を聴いたことがきっかけですっかりヴィヴァルディに魅せられてしまいました。
1楽章のパッサカリアは素晴らしいの一言です。3楽章も素晴らしい。
今のところ一番好きな曲はRV522です。一番人気絶頂の頃に書いたのではないだろうか。この曲の1楽章は、生きることの美しさや、悲しさ、愛や自然との一体など、人生のすべてがわずか数分間に凝縮されています。
ヴィヴァルディは人間が面白いと思います。(会って話ししたわけではないですが。。)
なお、色々聴いてみると、この作曲家はオペラが一番素敵なように思います。

by Lonesome_Bird (2016-05-15 23:32) 

みどりのこびとちゃん

Lonesome_Birdさんコメントありがとうございます。
返信遅くなりました。
ヴィヴァルディは、人間が面白い・・・
なかなか興味深い文章です。
by みどりのこびとちゃん (2016-07-06 22:15) 

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